2022年4月現在の最新チニングロッドを紹介。入門モデルから最強のハイエンドモデルまで、おすすめチニングロッドをピックアップ!チニングロッドの選び方なども合わせて紹介しています。
チニングって何?
チニングは河口などの汽水域や堤防・テトラ際などに潜んでいるチヌ(黒鯛)やキビレをルアーで狙う釣り方。チヌは関西地方の呼び方なので、全国的には黒鯛が一般的なのでシマノではブリームゲームと言ってます。
チヌは何と言っても手近な場所で狙えること、そして強烈な引きが病みつきになる魚なので釣れると楽しいんです。ワームを使った「リフト&フォール」や「ずる引き」のチニングから、ポッパーやペンシルベイトを使ったトップのチニング、ミノーを使った釣りまで季節に合わせて様々な狙い方があるのも楽しいところです。
チニングロッドの選び方
チヌはそこまで大きなベイトを捕食する魚では無いので、ルアーやワームも割と小さいモノを使います。1.5インチ〜2インチの甲殻類っぽいワームにジグヘッド3g〜20g程度を合わせたり、ポッパーなどのプラグも10g未満のモノが中心。なので、ロッドもチニング専用ロッドやライトソルトゲーム向けの軽量で高感度なロッドを使います。
長さ
チニングロッドでは7ft〜8ft程度の長さのロッドを使います。7ft中盤ぐらいが標準的な長さ。一般的には短い方が扱いやすく感度が良い、長い方がキャスト距離に有利です。
ロッドパワー
チニングロッドは、L(ライト)・ML(ミディアムライト)・M(ミディアム)クラスぐらいの設定になっており錘負荷は3g〜20gのロッドが多い。メーカーによって異なりますがMLが汎用的な設定になっています。深場や潮流がある場所では重たいリグを扱う必要がありますが、浅場や根掛りが多い場所では軽いリグの方が有効です。そんな間をとったのはMLクラスって感じになります。
代用ロッドは?
同じクラスのバスロッドや、ちょっと強めのメバリングロッドが丁度良い感じだと思います。他にもライトなシーバスロッドやロックフィッシュロッドも使えます。
おすすめチニングロッドを紹介!
エントリーモデル(1万円前後)
ブレニアスBB(シマノ)
シマノから2020年にリリースされたチニング入門ロッドが「ブレニアスBB」。S70MLを監修されたバスプロの黒田氏によると廉価版のBBモデルながら、先行して発売されている上位モデルにあたる「19ブレアニス」の流用ではなく、改めて作り直していた拘りモデル(S70ML以外には言及が無いので違うかもですが)。レングスやパワー違いの全5機種が用意されています。1万円台で手に入るのが非常に良いです。
チニングX(ダイワ)
2018年に発売されたダイワの入門向けチニングロッドが「チニングX」。ダイワのルアー黒鯛向けブランドは「シルバーウルフ」ってのがあるので、個人的にはシルバーウルフXでも良さそうな気もします。ブランクにはブレーディングXと呼ばれるねじれ防止機構を採用。チューブラタイプのロッドになっています。実売価格がアンダー1万円と手頃なところが非常に魅力的。スピニング3機種が用意されています。
ミドルクラス(2万円〜3万円程度)
シルバーウルフMX(ダイワ)
2022年5月発売の最新チニングロッドがダイワ「シルバーウルフMX」。ベイト2種、スピニング1種が用意されていますが、何と言っても操作性に優れる「ベイトモデル」に主眼をおいていて、ベイトフィネスと呼ばれる細糸PEを使ったベイトリールを使ったチニングに最適化されています。高弾性ソリッドティップが採用されており、特にボトムゲームでは海底の状況が把握しやすく、ワームを操作しやすいセッティングになっています。
ちなみに、同時にPEフィネス専用ベイトリール「22シルバーウルフ SV TW」もリリースされています。昨年発売された21ジリオンTWをベースにPE向けにカスタマイズされたチニングスペシャルモデルです。
ブルーカレント77TZ ストリームスペシャル(ヤマガブランクス)
ヤマガブランクスのライトゲームロッド「ブルーカレント」シリーズ。アジ・メバルからチヌやロックフィッシュまでライトゲーム全般を網羅するモデル群で、その中の「ブルーカレント77TZ ストリームスペシャル」がチニングにピッタリ。77gと非常に軽量で高感度。チューブラモデルのロッドでボトムゲームは勿論、プラッギングが非常にやりやすいのも特徴です。個人的にも既に廃盤になった76TZを使っていますが、魚種にとらわれない汎用さで色んな釣りに使っています。
ハイエンドモデル(4万円〜)
シルバーウルフAIR(ダイワ)
そして最上位機種となる「シルバーウルフAIR」も2022年6月にリリースされます。チニングのエキスパートである「もりぞー」こと森浩平氏がプロデュースしたハイエンドチニングロッド。拘りのベイトモデル1機種のみという展開で、これしか無い感が半端ないです。AGSは勿論、ダイワロッドの最新技術が盛りだくさん。分からないですが発売当初はそんなに本数無さそうなので、気になる人は早めにチェックが無難かもですね。
シルベラード プロトタイプ(オリムピック)
オリムピックから2020年にリリースされたハイエンドチニングロッドが「シルベラード プロトタイプ」。こちらも前述のシルバーウルフを監修した森浩平氏が携わったロッドで、2018年にリリースされたシルベラードをブラッシュアップし、東レ「トレカ®T1100G」や「トレカ®M40X」を搭載するなど、最新技術をもれなく搭載したチニングエキスパート向けのハイエンドモデルです。ベイト3機種・スピニング2機種に、2022年にパワフルなロングモデルのスピニング1機種が追加されました。
ブレニアスエクスチューン(シマノ)
2022年3月発売のシマノのフラッグシップチニングロッドが「ブレニアス エクスチューン」。カーボンモノコックとブレニアスのコルクが合体した版のグリップが採用されていて非常に贅沢な感じがします。スパイラルXコア、Xガイドなどシマノの最新ロッド技術がたっぷり採用されています。S72MLに関しては、ブレニアス&BBのS70MLを監修した黒田氏によるプロデュースで、スピニングモデルに関してはグリップを「サイドスライスコルクグリップ」に特別にするなど細かい拘りが随所に見られます。スピニング3・ベイト1の合計4機種が展開されています。
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