2024年の新製品の中で気になったのが「ハードブル8+」っていう新しい素材を使ったPEライン。耐摩耗性がナイロンとフロロの間ぐらいの強さがあって、ハリ・コシもPEラインとは比較にならないぐらいあるみたい。ラインで釣りは大きく変わるので、とても気になるところ。
船釣りにもハードブルが超良さそう!
ピットブルなど、一般的なPEラインにはイザナス(IZANAS)という原糸が使われていますが、このハードブルはHoneywell社のポリエチレン原糸「Spectra®」という素材が使われています。詳しい理由は分かりませんが、釣り糸としてこの「スペクトラ」を採用できるのはシマノさんだけのよう。ちなみに、スペクトラは防弾チョッキなどに使われており、その用途からも耐久性が高いのが伺えます。
ハードブルの特徴を簡単にまとめておくと、
- 耐摩耗性が高い(従来のPEより3倍以上は強そう)
- 伸びがPEより少ない(PEの2/3程度)
- ハリとコシがある(ナイロンとフロロの間ぐらい)
といった点。
ハードブルはすべての面で従来のPEラインより良いって訳では無いですが、用途によっては非常にマッチするラインになってそうです。
特にベイトリールではラインにコシがあるハードブルを使えばバックラッシュをしにくいという利点などもあり、フロロやナイロンラインと同じ様に使えて感度が高いというメリットなどがあるので、ボトムを取るような釣りとかバーチカルな釣りなんかに適してそうな感じです。
ラインナップも豊富なので色んな釣りに使える
ラインナップもかなり豊富。100m,150m、200mの3つの長さと0.6号〜6号までの10種類の号数が用意されているので、色んな釣りに対応できそうですね。
ちなみに、ハードブル8+とピットブル8+の0.8号でスペックを比較してみると
ハードブル8+ | ピットブル8+ | |
号数 | 0.8号 | 0.8号 |
最大強力(lb) | 19.5lb | 18.3lb |
最大強力(kg) | 8.9kg | 8.3kg |
本体価格(円) | 1,950円 | 2,270円 |
という感じで、値段や強度などは近い感じです。ハードブルは前述したように、コシ・ハリがあり耐摩耗強度が高いので、スピニングで遠投するような釣りにはあまり向いてないかもしれませんが、キャストしない船釣り全般には全体的に適しているような気がします。
最近、私がやっている釣りであればカワハギ釣りやタチウオテンヤ、ボトム感度を取るのが重要な一つテンヤなんかにもピッタリな感じ。これは使ってみないとですね!
下記動画がとても詳しかったので気になる方はチェックしてみてください。
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