電動リールに最適なバッテリーをご紹介!どハマり中のタチウオテンヤ。1月ともなると、タチウオの層が深場に移るようで、深いと130mラインあたり。さすがに40号(約150g)のテンヤを手巻きで上げ下げ・・・となると非常にシンドイな〜と。ってことで、ダイワのシーボーグ200jを購入しました。そして、電動リールに必要なのはバッテリーです。個人的に購入したものや、知り合いが使っているものなど、おすすめの電動リール用バッテリーをピックアップしています!
電動リールのバッテリーの選び方
電動リールのバッテリーには大きく分けて2種類存在しています。1つは鉛バッテリー。もう1つはスマホなどにも使われているお馴染みのリチウムイオンバッテリー。それぞれ特長があります。
鉛バッテリーの特長
- 安価
- 大きくて重たい
- 放電するにつれて出力が下がりやすい
リチウムイオンバッテリーの特長
- 高価(鉛バッテリーの5倍前後)
- 小型で軽い(鉛バッテリーの1/4程度)
- 電圧が高く出力が最後まで安定している(鉛バッテリーより2割程強いので巻上速度ははっきりとわかるぐらい速い)
- 繰り返し使える回数が多い
容量と電圧
水深・使う仕掛けの重さ・対象魚・電動リールのサイズによってバッテリーの必要容量も異なってきますが、2.6ah〜11.6ahぐらいのものが主流。数字が大きくなるほど容量が大きいものとなります。大型電動リールを除けば、基本的に10ahほど容量があれば1日分の使用に十分耐えられる容量です。
電圧は鉛バッテリーだと12V、リチウムインバッテリーだと14.4V〜14.8V。最近の電動リールはリチウムイオンバッテリーの使用を前提とした設計されており、電動リールの最大パワーを引き出すならリチウムイオンバッテリーが良いです。
防水性
船上で使うので、ある程度の防水性が欲しいところ。電動リール用リチウムイオンバッテリーはボディ自体が防水タイプのものが多いです。※完全防水では無く生活防水レベル。鉛バッテリーの場合は、バッグのようなものが付属していて、その中に入れて使用する形です。ただし水拭き程度は問題なさそうですが、防水レベルは高くないようです。
船の電源ではだめなの?
電動リールにバッテリーが必須か?と言われると、電源が取れるようになっている船もあるので、無くても大丈夫といえば大丈夫。ただし船からの電源は一般的に安定しないと言われています。それは、その時々に船電源を使用している人数や船自体のバッテリー電圧に左右されるためです。なので、電動リールの力をいかんなく発揮するためには、やはりバッテリーの持ち込みがおすすめ。
鉛に比べて結構高いけど最近のハイスペックな電動リールのパワーを引き出す「リチウムイオンバッテリー」が個人的にはやっぱ良いと思います!
おすすめバッテリー
購入前に電動リールに使えるバッテリーを色々と調べてみたのですが、意外にメーカーも種類も少ない感じでした。ということで、購入したものや、主要な電動リール用バッテリーをピックアップして紹介します。※充電器付きのもの。
シーキング(ウッドマン)
鉛バッテリーの大本命という感じ。口コミも良い製品で周りで使っている人も多いです。12V12AHで容量も十分。実売7,000円程度と電動リール用のバッテリーとしてもかなり手頃な部類です。電極版にカルシウムが入っているため自然放電しにくいという特長があります。最後までこれにしようかな〜と悩みましたが、リチウムイオンを使ってみたかったので別のにしました。
仕 様:DC12V 12Ah
サイズ:98(H)×151(W)×95(D)mm
重 量:3.4kg
タフバッテリー(ダイワ)
ダイワから発売されている鉛バッテリーが「タフバッテリー」。私が知っているような大手メーカーから出ている鉛バッテリーはこれだけでした。実売1万円弱と同性能の鉛バッテリーと比べて若干割高感はありますが、対応している電動リールが明記されているなどサポート面は期待できるかもしれませんね。20Ahというより大容量のサイズも用意されています。
仕 様:DC12V 12Ah
サイズ:約98×151×98mm
重 量:4kg
スーパーリチウム12000WP(ダイワ)
2023年にモデルチェンジしたのがスーパーリチウム12000WP。シリコンカバーのカラーは変わってますが、形状などは旧モデルと変わらずな感じ。旧モデルより1000mah容量がアップしたのは嬉しいところ。電動リール2台分を同時に繋ぐ事ができるロングターミナル(電極)が使いやすいです。ウォッシャブルなのでメンテナンスが楽なのも良いですね。充電器付きと無しバージョンが2023年5月頃に発売される予定です。ダイワのリチウムバッテリーが欲しかったら、これが発売されるので、ちょっと待った方が良いかもですね。
スーパーリチウム 11000WP(ダイワ) ※廃盤
ダイワのスーパーリチウム11000は大容量の11ah。使用条件は分かりませんが、シーボーグ200Jを1日中使っても1メモリも減らなかったとかなんとか。残量チェックボタンの反応が悪いなどマイナス評価もありましたが、船でも良く見かけるバッテリーです。水に沈めちゃうと駄目みたいですが、流水で洗えるぐらいの防水性能があります。
仕 様:11Ah
サイズ:約92×202×46mm
重 量:1190g
スーパーリチウムBM2600(ダイワ)※廃盤
容量は小さく軽量、そしてバッテリーケーブルから開放されるのが最大の特長。電動リールとバッテリーが直結可能です。ちなみにシマノの電動リールも使えるようです。公式サイトには、ダイワ400番サイズ以下の電動リール向けと記載があるように、あまり大型電動リールや高負荷な釣りには向いて無さそう。1個だと心許ないなので、2本ぐらい欲しくなります。ただ、容量の割にはかなり高いので、お財布が許せばって感じでしょうか。評判は良さそうですよ。※残念ながら不具合がありダイワからリコールがかかり、発売停止になってしまいました。
仕 様:2.6Ah
サイズ:約98×151×98mm
重 量:280g
22BTマスター(シマノ)
人気の電力丸が2022年にリニューアル。名前も「BTマスター」に変更されました。容量は11ahと電力丸より1ahアップ。特筆すべきは容量だけではなく、出力も電力丸と比べて約2倍とハイパワー。最近のパワーアップしている電動リールの力をフルに発揮してくれます。電極もロングタイプなので、電動リールと探見丸の同時使用も可能なのが良いです。
電力丸(シマノ)※廃盤
シマノの大容量リチウムイオンバッテリー。電動リールと魚探「探見丸」の同時使用が可能。口コミの評判も良く信頼性が高く間違いなさそうです。ただ、同じようなスペックで考えると最も高価です。
仕 様:14.8V 10Ah
サイズ:182×90×H100mm
重 量:1.3kg
リチウムイオンバッテリー(BMO JAPAN)
リチウムイオンバッテリーなどの様々な2次電池を供給している国内メーカー。フィッシング事業部にて釣り用アイテムや電動リール用バッテリーなども製造しています。バッテリー自体は中国リチウムイオン電池メーカーと提携しバッテリーパックを供給。防塵防水性能もIP65と防水性能が高いのも良いですね。電極が長いので3つまで鰐口が繋げれるのも特長。
2022年に新モデルがリリースされました。バッテリー容量が11.6ahから13.2ahと大幅にアップ。巻き上げ力は変わらず14.4vとハイパワーなバッテリーです。特筆すべきはやはりコスパの良さで他社と比べてお手頃。BMO社は、他にも深海向け大型電動リール用の大容量、大出力バッテリーなどもラインナップとして用意されています。最近BMOのバッテリーを持ち込んでいる人を良く見るようになりました。
新モデルの仕様
仕 様:DC14.4V 13.2Ah
サイズ:W209×D112×H70.5mm
重 量:1.5kg
旧モデルの仕様
仕 様:DC14.4V 11.6Ah
サイズ:W209×D112×H70.5mm
重 量:1.4kg
↓少し前に発売されたBMOの小型版が人気です。持ち運びにも良く値段も手頃。太刀魚テンヤぐらいなら容量も十分です。
電動リール用バッテリーコンパクト(ハピソン)
水中ライトやヘッドライトなどで有名なメーカー「ハピソン」から2020年に発売されたリチウムイオンバッテリーが「電動リール用バッテリーコンパクト」。その名の通りコンパクトさが売りで付属の腰巻ベルトに取り付けて使う事ができます(1kgあるので、それなりに重たいですが)。ただ、コンパクトという名称ですが容量は6.7Ahもあるので、太刀魚テンヤなど小型〜中型電動リールの釣りであれば十分な容量。また電圧14.4vなのでハイパワーに巻き上げてくる事が可能です。特筆すべきは、USB端子が用意されているのでコードを用意さえすればスマホの充電などにも使えます。キャンプや非常時の電源としても活躍できるは良いですね。水洗い可能なのでメンテナンスも楽ちん。リチウムイオンにしては割と手頃なのも良いと思います。
リチウムバッテリー(モンクロス)
私が購入したのがモンクロスのリチウムイオンバッテリー。小型ですが8.7Ahと容量も結構あります。フィッシングマックスのみですが、格安になっていたので購入。元値3.5万円程度の8.7Ahが19,900円(税別)でした。防水性や容量チェック機能もあり、収納袋が付いているなど製品としても良い感じ。タチウオテンヤ(6時間釣行)で100%→82%と性能も良い感じです。4〜5年使っていますが、今のところ問題なく使えてますよ。安くなってたら買っても良いかも。
仕 様:14.4V / 8700mAh,14.4V / 11,600mAh
サイズ:242W×90H×39D(mm)
重 量:1204g
まとめ
電動リール用バッテリー、調べてみるとその時々で、値段が下がっているものや、新製品が出て安くなったものなど狙い目もあります。購入前にネットや店舗などをよく調べてお得なバッテリーを探すのも良いですよ!個人的には持ち運び&パワーを考えると高いですが、リチウムバッテリーが良いと思います!
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