最新ジギングリール(スピニング)を紹介します。入門向けのコストパフォーマンスに優れるものから、個人的に欲しい最強ハイエンドモデルまで!2024年10月時点の最新オフショアスピニングリールを含んでいます。めっちゃ欲しい!!
ジギングリール(オフショア)とは?
オフショアジギングでは、大型スピニングリールやベイトリールを使用します。大型魚の引きは非常に強く、また船の上では常に波しぶきを被る状態なので、使用するリールは堅牢でパワフルなモノが良いですね!このページでは主にオフショア用スピニングリール(近海の青物狙い向けオフショアジギング用)について紹介しています。
スピニングリールのメリット
オフショアジギングでスピニングリールを使用するメリットとしては、やはり「速く巻けること」。ベイトリールでも早巻きは可能ですが、やはりスピニングリールの早巻きには勝てません。逃げ惑う小魚を演出するには、スピニングリールのスピードが非常に有効です。またスピニングリールの方がベイトリールよりもドラグ力が大きく優れている場合が多いです。
ジギングリールの選び方
まずジギングリールの選び方ですが、ターゲットの魚種や使用するジグの重さなどによって「リールのサイズ(番手)」が異なってきます。また、リールのギア比により早く巻けるタイプ(HG)か、力が強いタイプ(PG)かを選ぶ事が可能です。
リールサイズ(番手)
目安となりますが、ジギングリールのサイズについては、いわゆるベイジギング(湾内)をや近海を中心にしたジギングで鰤やヒラマサなどの大型青物を狙う場合は、シマノだと8000番前後、ダイワだと4500番前後を使用する人が多いです
ギア比
ギア比は人によって、どっちが良いかという意見が異なるのですが、
- ハイギアモデル(HG)は1回転あたりの糸巻き量が長く、その分巻くのに力が必要です(オフショアキャスティングゲームならハイギアモデルがおすすめ)
- パワーギアモデル(PG)は巻く力が強いですが、1回転あたりの糸巻き量が少ないという特徴があります。
ということで、どちらを選べば良いかは、腕力に自身がありハイギア(巻が重い)リールでも、スピーディーに巻ける人にはHGがおすすめです。反対に、腕力にあまり自身が無い人はパワーギア(巻が軽い)を使用して、回転数を上げる方が早巻きができるという場合もあるので、自分の腕力と相談してみるのが良いと思います。
PEライン
近海ジギングの場合だと、PEラインは2号〜3号を300m前後巻いておくと良いですね。鰤狙いのジギングであればPE3号ぐらいあると安心です。
使用するジグの重さ
使用するジグは100g程度〜300gぐらいまで。ポイントの深さや場所によって使用するジグの重さを変更します。水深の2倍ぐらいの重さを目安にすると良いと思います(例:水深100mであれば200gぐらいのジグ)。潮が速いエリアではジグが落ちにくい(流される)ので、底取りが出来ないなと感じたら、使用するジグを重たくする必要があります。
明石など海流が速い場所では水深70mぐらいでも、200g〜300gの重たいジグを使う場合があります。ポイントに合わせて選びましょう
おすすめジギングリール!(オフショア)
最強ハイエンドモデル
2019年にはシマノ「19ステラSW」がリリースされ、2020年2月頃にはダイワ「20ソルティガ」が発売されました。この2つはオフショアジギング用スピニングリールの東西横綱、まさに最強ハイエンドスピニングリール!
ショアジギングやライトジギング向けの4000番台から果ては200kgオーバーのマグロキャスティングゲームに使える30000番なんていう大型番手まで用意されています。性能はもちろん、見た目も良く高級感がありアングラーの所有感を満たしてくれる最強ジギングリールです。
19ステラSW(シマノ)
13ステラSWから6年を経て昨年モデルチェンジしたのが、19ステラSW。従来モデルより「軽量&強く」なり巻が圧倒的に軽くなりました。実際に使っていますが13ステラと比べ同じ番手でも非常に軽い。さらに10000番以上はヒートシンクドラグという熱に強いドラグシステムが新たに開発され搭載されています。近海ジギングなら8000番で十分なのですが、個人的にはヒートシンクドラグが搭載されている19ステラSW10000PGが欲しい!!でも、お値段がね〜・・・。簡単に手が出ない(笑)ただ、僕は売ることは無いのですが歴代のステラ達はリセールバリューも高いんですけどね。
20ソルティガ(ダイワ)
個人的に愛用しているのは、1世代前の15ソルティガ4500H。とにかく格好良いのでデザイン的には旧モデル派です。そして、2020年にモデルチェンジしたのがこの20ソルティガ。見た目もガラッと変わっていますが、中身もかなりパワーアップ。6枚→14枚にドラグワッシャが増え耐久性や放熱性の高いドラグシステムに変わってたり、ローターが樹脂からアルミ製になって歪みに強くなっていたりと全体的に旧モデルと比べて耐久性がアップしています。8000番〜20000番まで豊富なラインナップが用意されており、近海からマグロまで幅広いジャンルをカバー。価格的にはソルティガもステラも、ほぼ同じぐらいなので迷うところです。
そして、2023年に待望のミドル番手(4000番、5000番、6000番)が「23ソルティガ」リリースされました。ジギングはもちろんキャスティングにも使いやすい番手。ソルティガの死角が無くなりましたね。ちなみにミドル番手の23ソルティガはスプールのデザインが少し違ってスリットみたいなのがはいってますね。愛用の15ツインパワー6000番の調子が悪いので買い替えたいな。
中級モデル
おそらく機能的には十分すぎるぐらいのモデルがミドルクラス(中級モデル)。お手頃とまでは言えないですが、長く使うならこのクラスぐらいのジギングリールが結局コスパも良いので手に入れたいところ。
21ツインパワーSW(シマノ)
実用レベルで圧倒的に人気なのがシマノ最新モデルの21ツインパワーSW。メインリールとしてもサブリールとしても非常に人気のオフショアスピニング。そもそも頑丈なSW系リールなので、買い替えタイミングが悩みどころですが、21ツインパワーSWはかなり欲しいところ。19ステラSWのみに搭載されていたヒートシンクドラグ(10000と14000)も採用。ほぼステラで普通に使う分には遜色ないと思います。
15ツインパワーSW(シマノ)※廃盤
個人的にも愛用しているのが15ツインパワー。かなり酷使していますが、大きな問題なく使えています。そろそろモデルチェンジしそうな気もしますが現役バリバリ十分なスペックで、めっちゃおすすめ。15ソルティガ4500Hも使用しているので、購入したのは6000HG。最初の1台なら8000番台ぐらいが良いと思います。2021年にNEWツインパワーSWがリリースされました。
22カルディアSW
2022年にリリースされたダイワのミドルクラスSWリールが「22カルディアSW」。ライトソルトゲームやショアジギングなど向けに昔から人気のあるリールのSW(オフショア化)となります。ジギングでは堅牢さが求められるので、リールもある程度しっかりしたモノが必要になります。その結果、値段もそこそこ良いモノが多いなか22カルディアSWは2万円台で手に入る手頃さが非常に魅力的です。アルミ製のモノコックボディを採用しており堅牢製も十分。これからジギングを始めたい人やサブリールを検討している人にも良いリールですね。
21セルテートSW(ダイワ)
16キャタリナの後継機種がカタログ落ちし、2021年キャタリナに変わり登場したのが「21セルテートSW」。元々人気があった高耐久スピニングリール「セルテート」のオフショア専用モデルとして誕生しました。個人的な意見ですがミドルクラスのオフショアスピニングってシマノの15ツインパワーSWに押され気味だった印象があるのですが、21セルテートSWで巻き返す!っていう意気込みを感じます。番手も20ソルティガと同じくシマノのほぼ同じ感じになりユーザーからすると分かりやすくなりました。ラインナップも5000番〜18000番まであるのでショアジギングからマグロのオフショアキャスティングまでカバーします。汎用リールのツインパワーVSセルテートの戦いがSWモデルにも広がりました。アングラーにとっては悩ましいですね。
24セルテートSW(ダイワ)※4000番〜6000番のみ
また、2024年に24セルテートSWが誕生しました。4000番〜6000番の中型番手しか現在のところリリースされていませんが、おそらく来年ぐらいには大型番手である8000番〜がリリースされそうですね。ダイワのミドルクラスの最上位機種であり、非常に高性能なSWリールなので楽しみです。既にリリースされている24セルテートSWの6000番であれば近海の青物狙いに十分活躍してくれると思います!
16キャタリナ(ダイワ)※廃盤
釣友が使っているのが16キャタリナ。当時のフラッグシップモデルである15ソルティガに肉薄する耐久性や機能を有したモデルです。
入門モデル
入門モデルといっても、やはりサイズ感もしっかりありライトゲーム用のエントリーモデルなどと比べると、しっかりした印象のものが多いです。初めてオフショアリールとしてもサブ機としても良いと思います。
23BG SW(ダイワ)
2023年にリリースされたダイワのエントリーモデルのSWリールが「23BG SW」。2016年モデルから6年ぶりとなるモデルチェンジで、先行してリリースされた22カルディアSWと同様にアルミ製のフルメタルモノコックボディを採用してかなり進化しています。そして、この「23BG SW」の最大の特徴は何といっても入門モデルということで1万円台で購入できるお手頃さ。サブリールやとりあえずジギングを初めてみたいアングラーに優しい価格設定です。
16BG(ダイワ)※廃盤
ダイワのジギングリール入門モデルが16BG。16ブラストと同じくボディにはスーパーメタルボディなるアルミ素材が使われており高い剛性を誇っています。マグシールドが搭載されていなかったり、ハンドルが折りたたみ式だったりする点を除けば前述した16ブラストと近いスペックになっています。
21スフェロスSW(シマノ)
シマノのエントリーモデルのオフショアスピニングリールが「21スフェロス」。14スフェロスから7年ぶりのモデルチェンジで50g〜85g軽量化しています(2019年にスフェロスSW3000番4000番が出ましたが、どちらかというとショア向けでした)。技術的にも上位機種で使われているXプロテクト、X-SHIP、HAGANEボディ、インフィニティドライブ、カーボンクロスワッシャなどが搭載されており、コスパの高いSW系スピニングリールになってます。5000HG、6000HGとPG、8000HGとPGと番手は少なめですが、近海のジギングやキャスティング、ショアジギングなど汎用的なサイズが用意されていて、これから始めてみたい人やサブ機としても非常に良いですね。値段も1万円台とかなり手頃です!
14スフェロスSW(シマノ)※廃盤
13ステラSWに搭載されている防水機構と同等の機能を有し、ボディ部はIPX8相当の防水性能を実現しているのが14スフェロスSW。シマノが発売しているジギングリールとしては最も手頃なリールとなっています(2020年1月現在)。ラインナップも5000番〜8000番と近海ジギングを意識したものになっています。ちなみに、昨年19スフェロスSWがリリースされましたが、こちらは現状3000番と4000番の中型番手のみです。
24ストラディックSW(シマノ)
4年ぶりのモデルチェンジとなった24ストラディックSW。潮風や波しぶき、炎天下などの厳しい環境に耐える設計が特徴で、耐久性とパワーをさらにアップ。XシールドやXプロテクトといった防水技術により、内部構造を腐食から守り、長期間にわたって滑らかな操作感を維持してくれます。インフィニティドライブやHAGANEギアによって、大型青物とのファイトでもパワフルな巻き上げ力を発揮。4000番から10000番までのモデルラインナップがあるので、状況にあわせて選べるのが良いです。
高価なSWリールの中でも手頃かつ高性能な機種がストラディックSW。メインリールとしてもサブリールとしても良いですね!
20ストラディックSW(シマノ)※廃盤
13バイオマスターSWの後継機種としてリリースされた18ストラディックSW。4000番と5000番というショア向けの番手が用意されていましたが、昨年の2020年に大型番手(4000番〜10000番)まで含む形で20ストラディックSWとしてモデルチェンジしました。インフィニティドライブ、サイレントドライブ、高機能で本格的なオフショアスピニングが3万円程度で買えるってのが良いですね。※2024年10月現在、14000番以外はカタログ落ちしています
13バイオマスターSW(シマノ)※廃盤
エントリーモデルとミドルクラスの中間ぐらいな値段設定ですが、よく見かける人気のジギングリールの1つが13バイオマスターSW(そろそろモデルチェンジしそうですが)。※6000番は2016年に追加され防水機能部分がアップデートされています。
18ブラストLT(ダイワ)
2018年にLTモデルとして誕生した18ブラストLTは、どちらかというとライトジギングやショアジギング向けに売り出されていますが、ラインキャパなどは十分なので近海青物向けのオフショアジギングにも使用できます。リール自体の自重が16ブラストと比べて大分軽いので、タックルを軽量にしたい場合はLTモデルをチョイスしても良いかもしれません。
お気に入りのジギングリールで大物を釣ろう!
オフショアジギングはパワーやスピードが必要な釣り。1日を通して使っていると、ジギングリールの良し悪しで釣果や疲れも含めて結構差が出てくる釣りだと個人的には思います。予算と相談だと思いますが、何度もジギングに行く予定なら、できるだけ良いモノを使う事をおすすめします!
コメント