入門から最高峰までメバリングリールを紹介!おすすめの番手や選び方を解説

メバリングリール
メバリングリール
メバリングリール

入門モデルから最高峰モデルまで、おすすめメバリングリールをご紹介。またメバリングに最適なリールの番手(サイズ)や選び方なども合わせて解説します。これから冬にかけて本格シーズンを迎えるメバリングを楽しみましょう!私も新しいリールが1つ欲しいな〜。

※2023年1月に最新メバリングリールに更新しました。ハイエンドモデルはモデルチェンジしました。

目次

 メバリングリールの選び方

メバリングリールの選び方
メバリングリールの選び方

小型だけど一瞬で根に潜るトルクフルな引き味を持つメバル。尺メバルと呼ばれるは30cmを超えるサイズは想像を超えるぐらい引きます。※30cmは釣ったことないので想像です(笑)。そんなメバルをターゲットにした最適なメバリングリールの選び方ですが、ポイントとしては下記。

メバリングリールを選ぶポイント

  • リールのサイズ(番手と一般的に呼ばれます)
  • リールの自重
  • 1回転あたりの巻取り長(ハイギア?それともローギア)
  • 糸巻き量(スプールサイズ)
  • ドラグ性能

メバリングリールの大きさ(番手)

メバリングリールの番手
メバリングリールの番手

シマノとダイワの場合、メバリングリールに最適な番手は下記となります。アジングリールと比べると同じか少し大きめのサイズが目安ですね。

メバリングリールの番手(目安)

  • シマノのメバリングリールの番手:C2000S番〜2500S番
  • ダイワのメバリングリールの番手:2004番〜2506番やLT2000〜LT2500の浅溝スプール(FC=フィネスカスタム)モデルなど

    ※ダイワは2018年にリリースされた18フリームスから番手表記がLT◯◯◯◯に変更になっています。
    ※シマノとダイワの番手は同じ数字でも糸巻き量やドラグなどが違いますのでご注意下さい。

リール自重

同じ番手でも使っている素材などにより、リールの自重はかなり違います。メバリングロッドは軽量のものが多いので、軽めのリールがロッドとのバランスを取りやすいですね。メバリングには200g前後のリールが良いと思います。

おすすめのギア比(ハイギアかローギアのどちらが良い?)

左:ハイギア 右:通常ギア
左:ハイギア 右:通常ギア

ハンドル1回あたりの巻取り量が長いほどハイギアでハンドルの回転はその分重くなりますが、すばやく糸を巻き取ることができます。逆に巻取り量が短いローギア(通常)の方が巻取り時の回転が軽くなります。

メバリングはデッドスローのタダ巻きが多い釣りなので、ローギア(通常版)がメバリングには使いやすいと思いますが、一気に根に潜ろうとするメバルを引き剥がすのにはハイギアが良いという一面もあります。一長一短ですが私はローギアをおすすめします。

リールのハイギアと通常ギアの表記

シマノの場合
・通常ギア→C2000S
・ハイギア→C2000HGS(HGがハイギア表記)
※Cはコンパクトボディ=1つ下の1000番ボディに2000番のスプールを使用。
※Sはシャロースプール(浅溝スプール)=2000番の浅溝スプールで糸巻き量を少なくしてある。

ダイワの場合
・通常ギア→2004
・ハイギア→2004H(Hがハイギア表記)

糸巻き量(スプールサイズ)

スプールサイズ
スプールサイズ

メバリングで使うラインは、PEだと0.4号前後、フロロカーボンラインだと3〜4lb前後を使用することが多いです。メバリング時にそこまで遠投する事はありませんので、上記のラインが100m程度巻ければ十分な糸巻き量となります。

ラインが細い程、風や水の抵抗を受けにくいというメリットがありますが、細すぎるとラインブレイクしてしまいますのでご注意下さい。ちなみに、細いラインを巻く場合は、スプールに下巻きする場合もあります。釣具店でラインを買えばやってくれますので、心配な方は釣具屋さんにお願いすればOKです。

また、替えスプールを用意しておくことで、ライン交換せずにスプール交換で簡単にラインの変更ができます。

どういう場合に替スプールを利用するかというと、例えば風が強いので、PEラインでは釣りにならないな・・・という場合、PEラインを巻いたスプールからフロロカーボンラインを巻いたスプールに変更するなど。また、不意なライントラブル時にも有効なので、複数リールを用意しても良いですが、替えスプールを用意する事でリールをどんどん増やすこと無く費用を抑えながら、釣りの幅を広げることができますよ。

糸巻き量の参考

シマノのC2000S
・フロロカーボン:3lb-110m、4lb-85m
・PEライン:0.6号-150m、0.8号-110m、1号-80m

ダイワの2004
・フロロカーボン:3lb-140m、4lb-100m
・PEライン:0.4号-120m、0.6号-100m

※番手は同じでもリールによって糸巻き量が若干異なる場合あります。詳細は各リールのメーカースペック表を参考にして下さい。

ドラグ性能

ドラグ性能
ドラグ性能

ドラグとはリールがラインを巻き取る力の事で、通常kgで表します。

写真のリール上部にある取っ手(ドラグノブ)を時計回りに回転させるとドラグが締りがドラグ力が強くなります。反時計回りに回転させるとドラグが緩みドラグ力が弱くなります。どんどん緩めていくとドラグノブが外れ、スプールを脱着することが出来るようになります。

メバリングリールで使用するリールのドラグ力は大体2kg前後。メバリングではかなり細いラインを使用するので、突然のメバルの突っ込みに対してスムーズにラインがでるドラグ性能の良いリールがおすすめです。

ドラグはガチガチに〆過ぎず、手でひっぱるとラインが出るぐらいで調整しておきましょう(一気に根に潜ろうとするので、アジングのドラグと比べると強めの設定が良いと思います)また、メバリングをしていると外道でシーバスやチヌなど思わぬ大物がかかる場合もあります。

おすすめのメバリングリール【2023年最新版】

最近発売された初心者用のエントリーモデルから最新技術と搭載したハイエンドモデルまで、おすすめのメバリングリールを紹介します。私が現在使用しているのは、16セルテート2004H、13セルテート2004、17セオリー2506H、18ステラ2000Sなど。メバリングにはベストマッチで気に入ってますが、大分古くなってきたな〜。最新モデルも徐々に買い足したい!

ちなみに、メバリングリールも色々種類があり紹介していますが、2023年現在で個人的にはエントリーモデルなら22ミラベルや発売されたばかりの22ソアレBBが非常にコスパが良くおすす。もっと良いのを買うなら20ヴァンフォードや20ツインパワーの2000番台が良いと思ってます。ちなみに、2023年に23ヴァンキッシュが登場しました。予算が許すなら欲しいところですね。

エントリーモデル

22ミラベル(シマノ)

MGLシリーズ(旧クイックレスポンスシリーズ)の一番下のモデルとして2022年にリリースされたのが「22ミラベル」。MGLシリーズといえば、ヴァンキッシュやヴァンフォードなど超軽量で巻きはじめが軽いリール。ということで、ライトゲーム向けエントリーモデルとして個人的には一番おすすめしたいリールの1つとなります。理由としては、この価格帯でこの軽さを実現しているのか!というコスパ最強なところ。ボディやローター素材にシマノのカーボン素材「Ci4+」を使用。2000番で180gという自重の軽さはもちろん、マグナムライトローターによる軽快な巻き心地を実現したエントリーリールでメバリングやアジングにピッタリです。

22ソアレBB(シマノ)

出典:シマノ「22ソアレBB」
出典:シマノ「22ソアレBB」

シマノから2022年12月にリリースされたばかりのリールが「22ソアレBB」。ソアレはシマノのライトソルトゲームのブランド名で「BB」はブラッドブラザーの略で上位機種の良い点を取り込んだ入門モデルという感じの意味になります。このNEWソアレBB、入門モデルながらライトライン向けにカスタマイズされたリールで、上位機種であるソアレXRと同じハイレスポンスドラグなど前述の22ミラベルなどには搭載されていない機構が使われています。また、巻き心地がより滑らかになるマイクロモジュールギアⅡが搭載されるなど、一昔前のハイエンドモデルに使われていた技術がふんだんに盛り込まれており非常にコスパの高いリールになっています。

20月下美人X(ダイワ)

ダイワのライトソルトブランド「月下美人」からリリースされている入門スピニングリールが「20月下美人X」。月下美人ブランドのテーマカラーである朱色を効果的に使ったデザインも良いです。ATD(オートマチックドラグシステム)やエアローターなどを搭載。自重は200g前後と最近のリールとしては軽量とは言えないですが、ハンドルもねじ込み式でガタつきも少ないので良いです。実売1万円前後と手頃なのが非常に良いですね。

21ナスキー(シマノ)

約5年ぶりにモデルチェンジしたのが、シマノの人気エントリーモデル「21ナスキー」。下記で紹介している17サハラの1つ上のクラスのモデルとなります。ハガネギア、コアプロテクト、X-shipなど少し前の高級モデルに搭載されていた機能や技術が使われるようになりました。アンダー1万円という価格も非常に魅力的なリールです。メインマシンとしてもサブ機としても良い感じですね。

22サハラ(シマノ)

17サハラから5年ぶりにモデルチェンジされたのが22サハラ。前述した21ナスキーに近いスペックで大きな違いはコアプロテクトの有無とベアリング数で若干21ナスキーの方がスペックが良いという感じです。ハンドルもねじ込み式になってより使いやすくなったのも良い点。実売価格がナスキーと比べてお得な感じがします。見た目の高級感は21ナスキーの方が良いと思います。価格を抑えたいなら22サハラはありで巻き心地などは非常に良いです。

17サハラ(シマノ)※廃盤

17サハラは実売6000円前後と非常に手頃ですがしっかりした良リール。もっと大きな番手ですが個人的にも愛用しています。もちろん軽くは無いですが、C2000S番だと220gと特に重たいという訳でもなく使いやすい範囲。見た目も悪くないですし、メバリング初心者の入門モデルとしておすすめのリールです。旧モデルの方が22サハラより安いですが、ハンドルが供回り式なので新モデルのがおすすめです。

ミドルクラス

シマノ・ダイワのミドルクラスのスピニングリール。このクラスになると、ぐっと軽量化されるのでメバリングには良い感じです。

20ツインパワー(シマノ)

20ツインパワー
20ツインパワー

シマノの剛性の高いスピニングリールの代名詞でもある20ツインパワー。ライトソルトゲームなので剛性なんて必要あるの!?って思いますが、メバリングしていると時にはクロダイやシーバス、ロックフィッシュなんかも来ることがあります。ハードユースを前提に作られているので、耐久性も高くしっとりした回転性能も良い感じです。その分、重量もありますが最新機種だとC2000S番で180gと十分に軽量なので問題ないと思いますよ。長く使える機種だと思うので個人的にはおすすめできるリールです。

21ソアレXR(シマノ)

出典:シマノ「21ソアレXR」
出典:シマノ「21ソアレXR」

4年ぶりにモデルチェンジしソアレCi4+から名前が少し変更されたのが「21ソアレXR」。シマノのライトゲームスペシャルモデルの1つとして発売されたスピニングリールです。ハイレスポンスドラグというライトゲーム向けの特殊なドラグシステムを採用しているのが最大の特徴。他にもハイエンドモデルと遜色ない技術が盛り込まれています。ライトゲーム向けなので、スプールの糸巻き量も少なめ設定。本格的なライトゲーム専用リールが欲しい人にピッタリです。

17ソアレCI4+(シマノ) ※廃盤

シマノのライトゲーム専用リールが「17ソレアCI4+」。2017年に4年ぶりにリニューアルされました。最小500番は驚異の自重140gを実現し、今もっとも軽いスピニングリールだと思います。NEWマグナムライトローターやコアプロテクトなどシマノスピニングリールの最新技術をてんこ盛り。ボディ、ローター、ハンドルはCI4+素材で全番手が超軽量です。おすすめ番手はC2000SS PG。

20ヴァンフォード(シマノ)

名機16ストラディックCI4+の後継機種として登場したのが20ヴァンフォード。ハイエンドモデルの1つである「ヴァンキッシュ」に勝るとも劣らない超軽量なスピニングリール。2000番クラスであれば150g〜160gです。マイクロモジュールギアⅡやマグナムライトローターの採用など巻き始めの軽さや静かさも正直上位クラスと遜色無いリール。非常に高性能なミドルクラスのスピニングリールに仕上がっています。間違いないですね。個人的にも欲しいリールの1つです。

20ルビアス(ダイワ)

非常に人気の高かった15ルビアスから5年、2020年に20ルビアスとしてモデルチェンジ。発表されるとすぐに話題になった機種です。大きく進化した点は、モノコックボディ化されたザイオン製ボディ。2500番サイズ比較で前モデル(15ルビアス)から25gもの軽量化を実現しています。メバリングには、FC LT2000S(150g)やFC LT2500S(155g)が最適なサイズ。ダイワのライトゲームの大本命スピニングリールと言っても過言では無いと思います。

21カルディア(ダイワ)

18カルディアでLT化され、今作の21カルディアでは待望のモノコックボディ化。「ZAION V」と呼ばれるダイワ独自のカーボン樹脂をボディとローターに採用していて剛性と軽量さを同時に達成しています。ミドルクラスですが1万円台後半で購入できる手頃さの割にスペックが良いのでコスパの良いリールだと思います。

18カルディアLT(ダイワ)※廃盤

14カルディアから4年を経てLT版としてモデルチェンジしたのが、18カルディアLT。ダイワの中級クラスのスピニングリールとして、人気のあるモデルです。ボディ素材にカーボン素材ザイオンを使用するなど、モデルチェンジしてかなり軽くなり、18カルディアLT2000Sだと自重も170gしかありません。メバリングなどライトゲームにおすすめのスピニングリールです。

17セオリー(ダイワ)※廃盤

17セオリーは、特殊カーボン樹脂「ザイオン」製のボディとローターを採用。超軽量&剛性を実現し、当時のハイエンドモデル「15イグジスト」よりも軽量に仕上がっています。価格帯やスペックからすると、前述した16ストラディックCI4+の対抗馬という感じ。個人的に見た目は17セオリーの方が好きです。おすすめは2004か2506番。このリールも非常に軽いので2506番あたりを購入し、メバリング以外にも色々な釣りに使うのもありですね!

ハイエンドモデル(最強のメバリングリール)

23ヴァンキッシュ(シマノ)

出典:シマノ「23ヴァンキッシュ」
出典:シマノ「23ヴァンキッシュ」

シマノのハイエンドリールの1つで、2023年に登場したのがMGLシリーズ(旧クイックレスポンス)の頂点が23ヴァンキッシュ。業界最軽量クラスの自重と巻き出しの圧倒的な軽さが特徴のスピニングリールです。今回の23モデルでは、22ステラに搭載された「スローオシュレート」機構が搭載されており、一般的なリールよりも「密」にラインがスプールに巻かれる仕組み。キャスト性能や感度などの上昇につながっています。メバリングリールの最高峰リールと言って間違いないリールです。

シマノ(SHIMANO) 【予約:3月発売予定】23 ヴァンキッシュ C2000S 045232
2023新製品
19ヴァンキッシュ ※廃盤

ライトゲームの最高峰スピニングリールが19ヴァンキッシュ。後述する16ヴァンキッシュから3年でモデルチェンジされました。ヴァンキッシュはシマノのクイックレスポンスシリーズの頂点に君臨する機種で、軽量・感度・巻初めの軽さなどで、他の追随を許さないリールとなっています。なので、ライトゲームという分野においては最高級機である18ステラさえ凌駕している点もあります。メバリングなどライトゲームに最適なC2000Sだとわずか145gしかありません。※ステラはコアソリッドシリーズ。2023年に新型が登場しましたが、完成度の高いリールなので人気は衰えません。

23エアリティ(ダイワ)

2021年にイグジストとルビアスの間を埋めるダイワ最軽量のスピニングリールとして誕生した「21ルビアスエアリティ」ですが、2023年に「23エアリティ」として新たに進化して登場しました。イグジストやステラなどフラッグシップモデルと同様のマグネシウム合金製モノコックボディが使われており、ダイワ最軽量リールの記録を更新しています。ライトソルトゲームで使う「LT2000S-H」では145gと脅威の軽さ。

お気に入りのメバリングリールを見つけよう!

メバリングリールも色々とありますね〜。最近のリールはエントリーモデルから十分に良いものが多いので、まずは1万円前後の手頃なリールを選ぶのが良いと思います。またメバリング以外にもアジングやライトロックフィッシュゲームなども楽しめますので、色々な釣りに活用できるのも良いですね!秋から春頃まで楽しめるメバリング、ぜひ挑戦してみて下さい!

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