釣りやキャンプ、非常時などにあると非常に便利、というか無いと困るヘッドライト。本日はそんな釣り用のヘッドライトの特長や選び方、おすすめのヘッドライトを紹介していきます!
私自信もヘッドライト(山用語だとヘッデン?)を新調しようと考えています。現在使用しているのは3年前から使っている「ブラックダイヤモンドのコズモ」。最大70ルーメンで購入当時は中位の機種という印象でした。
このコズモ、故障もなく現役で使ってますが、ヘッドバンドが緩んできたので、コズモをサブにして、新しいメイン機としてもうちょっと明るいのが欲しいなって思ってます。
最近だと最大1000ルーメンや400ルーメンとか、超明るいのが増えてますよね。そこまで明るい必要は無いかな〜?でも、やっぱり明るい方がいいかな?なんて事も含めて、使い勝手の良さそうな以下の機種を検討しています。
※その後、追加購入して「マイルストーン MS-C1 プロフェッショナルモデル」と「ペツル タクティカ+」2機種を個人的に追加しています。
釣り用ヘッドライトの選び方は?
釣り専用のヘッドライトというジャンルも存在しますが、どちらかというと、釣りも含めたアウトドア全般で使用するヘッドライトという位置付けのものが多いです。
ヘッドライトも明るいものから、暗いもの、自動で照射距離を調整してくれるもの・・・などなど、かなり種類があります。その中でも釣りに使いやすいヘッドライトとは、どんなものでしょうか?
明るさ(ルーメン)
ヘッドライトの明るさは「ルーメン」という単位で呼ばれます。夜間の釣りに使うので当然ながら明るい方が良いですが、経験上100ルーメン程あれば、とりあえず問題無いと思います。
最近のものだと低価格のヘッドライトでも150〜200ルーメン前後あるので、最新のモデルであれば明るさで不便な思いはしないと思いますよ。真っ暗な磯に上がる場合なんかは、明るいヘッドライトが安心。
重量(電池含み)
最近はUSB充電式のヘッドライトも登場しており、その分軽くなったりしています。
勿論、電池を沢山使用しているヘッドライトの方が光量が多く明るい物が多いので、明るさの面では有利。
ただ、首元や頭に装着するので、長時間使う事を考えると出来るだけ軽い方が楽チンですね。単3もしくは単4を使用するヘッドライトの方が安価ですけどね。
私の使い分けとしては、朝マズメで暗いうちから釣りはじめる場合は、装着時間も短いので明るさ重視のものを使用。反対に、夕まずめから夜釣りの場合は、長時間装着するので軽いものが楽です。
ヘッドライトの角度
頭に付けたり、首につけたり、ライフジャケットに付けたりするのですが、出来ればライトの角度が簡単に変更できる物が使いやすいですね。
手元を照らしたり、足元を照らしたり、海面を照らしたりと、釣りの場合は照らす場所を変える場合が多いです。
↑写真のヘッドライは、角度を上下自由に変えられるのが便利。手元を照らす、先を照らすなど自由自在です。非常に便利。
↑のヘッドライトは、基本的に下向きにしか角度を変えられません。おでこに装着する場合は、下向きだけでも問題ないです。
ただ、首元で使用する際は、ヘッドライト自体を上下反対で使用すると丁度良いですよ。元々頭に装着する想定で開発されているもので、首元でそのまま使うと下を照らしすぎて使いにくいです。※本来ボタンが上側ですが、それが下側に来るようにします。
防水性
完全防水って必要は無いのですが、雨に降られたり海水が掛かったりするので、できれば水に強いのが良いですね
赤色ライトが付いてる
赤いライトは魚から見えにくいので、海面を照らしたく無い場合などは赤色ランプが使用できると重宝します。
おすすめ釣り用ヘッドライトを紹介!
ペツル タクティカ+(TACTIKKA+)
新しく追加したヘッドライト「タクティカ+(TACTIKKA+)」。最大250ルーメンと必要十分な明るさ。コンパクトで85gと軽量なので頭や首から下げていても、全然疲れません。全天候型(IPX4)なので雨が降っても大丈夫。
ハイブリッドコンセプトという、別売りのリチャージャブルバッテリー「コア」を使用すれば最近流行りの充電式ヘッドライトに早変わり。電池の場合は単4が3本でOK。(私は電池で使ってますけど)
他に持っているヘッドライトは全て頭からかぶる形状なんですが、タクティカ+はバンド部分が着脱式になっているのが非常に便利。3000円ぐらいと安いし、カッコいいし、超おすすめですよ!
PETZL(ペツル) ティカXP
ブースト機能を使って最大180ルーメン、通常120ルーメンと最近の機種としては、そこまで明るい感じではないですが、電池含みで88gと軽量。ヘッドバンド部分も前方が分厚い生地で作られていて装着感が良いです。
細かい部分で値段相応の高機能です。デザインも一風変わった感じでカッコいいですね。新モデルが出たので、この旧モデルは安くなっているのでお買い得かも!
- コンスタントライティング機能は、電池の残量が低下しても、光の強さを維持します。
- 3段階の白色光照射モード+ブーストモード、赤色モードがあるので、様々な状況に対応できます・・・ブーストモードを使うと、一時的に最大光量を照射できます 。控えめな光で近距離を照らす赤色光モード 。自分の位置を知らせるための点滅モード(赤色光) 。
- 電池の残量がわずかになると自動的にリザーブモードに切り替わります(ライトの点滅で知らせます)
- グローブを着用していても操作しやすいプッシュ式スイッチ
- 後部のみをストレッチ素材にしたヘッドバンドは、運動中でもずれにくく快適です。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) スポット:ヘッドライト
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) スポット
現在使ってるコズモの上位機種であり新製品のスポット。デザインが大きく変わりましたが、こちらもカッコいいですね。実売5,500円前後と高機能な割にはお手頃な感じです。
- パワータップテクノロジー
- より薄型のデザインに変更
- 遠距離モード/近距離モードとも照度75%で点灯
- ディミング(増/減光)、ストロボ、ナイトビジョン
- 誤点灯を防ぐロックアウト機能
- 3段階のバッテリー残量メーター
- IPX8(深さ1mに継続的に没しても影響を受けない)
- 単4アルカリ電池×3本付属
- カラー:アルミニウム(AL)
- 全光束:200ルーメン(トリプルパワーLED)
- 照射距離:80m(トリプルパワーLED/高照度)
- 電池寿命:200時間(トリプルパワーLED/低照度)
- 電 池 単4アルカリx3本 重 量 88g(電池込)
インティレイ:チェストライト
ハピソン×34(Hapyson) インティレイ(INTIRAY)
34サーティーフォーとHapysonのコラボ商品。ヘッドライトではなく、首から掛けて使う「チェストライト」。単三電池4本を使って電池含みで200gと他のヘッドライトと比べると2倍以上重たいですが、「チェストライト」という特性で重たく感じないそうです。光量もブースト600ルーメンと、めちゃ明るいですね。
- 特徴
- 光がブレない・ズレない・動かない
- 視界が広がる超散光(600lx/200lm)
- 周囲の釣り人に配慮した赤色発光の手元灯搭載
- 集光弱点灯でも50lmの明るさで15時間
- 首に重さを感じない調整パッド付ストラップを装備
- 防滴仕様のため雨の中でも使用可能
- 仕様
- ハイパワーLED 2個 赤色LED 2個
- 明るさ : 集光 強 約2300lx/200lm
- 弱 約700lx/50lm
- 散光 約600lx/200lm
- ダブル 約 3400lx/400lm
- ブースト機能 約 8000lx/600lm
- 電池寿命
- 強点灯:連続約2.5時間(アルカリ)
- 弱点灯:連続約15時間(アルカリ)
- ダブル:連続約1時間(アルカリ)
- エマージェンシー機能:約48時間(アルカリ)
- マーカー機能:連続約2000時間(アルカリ)
- 赤点灯:連続約48時間(アルカリ)
- 光源
- 白色ハイパワーLED×2
- 赤色高輝度LED×2(共にチップ)
- 大きさ
- 約173×50×87mm
- 質量 約200g(電池含)
- その他
- 付属品 調整パッド付きストラップ1本
- 集散光形
- 防滴形
↓新モデル(充電式)
ZEXUS(ゼクサス) ZX‐700
釣用と言えばZEXUS(ゼクサス)ですよね(持ってないですが。。)そのZEXUSの中でも最高峰のモデルが「ZX-700」。
最高400ルーメンと非常に明るく、またスポットやワイド照射に切り替え可能。後頭部に光源を装備など安全面にも気を配っている商品です。
高機能の割には実売価格も6000円を割るぐらい。単3形アルカリ電池 4本を入れると、ちょっと重たそうですが、ヘッドライトやチェストライトとして、またフィッシングベストに付けられる(←恐らく)など汎用性も高そうなので良いですね。※充電電池を使えないようなので注意が必要です。
- 明るさ 約400ルーメン
- カラー ブラック
- 使用光源 SUPER LED 8W相当 白色LED x 2個
- 高輝度Φ5mm 電球色LED x 2個
- 高輝度Φ5mm赤色LED x 2個
- 使用電池 単3形アルカリ電池 x 4本(別売)
- 電池寿命
- (アルカリ電池使用時) メインLED 2灯:約4時間
- メインLED 1灯: 約5時間~約50時間(100%~10%)
- サブLED:約50時間
- 本体サイズ ヘッドライト:約 幅85x高さ40x奥行40mm
- 電池ボックス:約 幅80x高さ55x奥行40mm
- 質量 約194g(電池別)
- 視認距離 約160m (2灯点灯時)
- 防水性能 防噴流形(IPX5相当)
↓旧モデル(割りと安くなってきました)
↓新モデル(明るくなったし、充電式で結構軽くなってます)
マイルストーン MS-C1 プロフェッショナルモデル
上に記載したゼクサスのアウトドア向けブランドmilestone(マイルストーン)のハイエンドモデル。
柄やカラーリングなどが、ゼクサスよりもアウトドア感を出した感じになっています。ちょっとジオン軍のモビルスーツっぽい気もしますね。最高350ルーメンとスペックもかなり高く超明るいモデル。
マイルストーン MS-C1 プロフェッショナルモデルが、安売りしていたタイミングがあって購入してみました。明るさは文句なしで、これ以上明るい必要は無いだろうってぐらい光量があります。それと、ヘッドライトの角度が自由に変えられるので、頭装着でも首元でも使いやすいです。
ただ、重たい・・・。単3電池4本をいれて約270g。軽いヘッドライトだと電池含みで100gを切るものもあるので圧倒的重量感です。重さだけ我慢すれば非常に優秀なヘッドライトかと思います。
milestone(マイルストーン)MS-C1 プロフェッショナルモデルのスペック
- カラー : OD オリーブドラム
- 使用光源 : SUPER LED 8W 電球色LED×2(ナチュラル ウォーム カラーLED)
- 高輝度Φ5mm白色LED×2 (クール ホワイト LED)
- 高輝度Φ5mm赤色LED×2 (レッド LED)
- 明るさ : 約350ルーメン
- 使用電池 : 単3形アルカリ乾電池×4本(アルカリ乾電池付属)※充電池(ニッケル水素)及びリチウム乾電池 非対応
- 電池寿命 :
- メインLED シングル照射時 / 約50時間(10%)約6時間(100%)
- ダブル照射時 / 約3.5時間
- 防水機能 : IPX 5(防噴流形)
- 照射距離 : 約120m
- 本体サイズ : 本体サイズ|約 幅85×高さ36×奥行42mm
- バッテリーケース |約 幅82×48×39mm
- 本体質量 : 約151g(本体のみ)|約267g(電池含)
- 付属品 : 単3形アルカリ乾電池×4本|バックパック対応ベルクロベルト
- 特徴 : ブースト機能|スポット&ワイド照射|後部認識灯
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モンベル(mont‐bell) パワー ヘッドランプ:ヘッドライト
160ルーメン、照射距離110Mと値段の割に高性能です。機能的にはシンプルですが必要十分な感じですね。軽くて安いのでサブのヘッドライトとして1つ用意しておくと良いですね!
単 4 形電池 3 本を使用し、明るさ 160 ルーメン、照射距離 110 M を誇る大変明るいヘッドランプです。歩行を目的とした高輝度白色 LED ( 1 灯)と、目に優しい電球色 LED ( 2 灯)を装備しています。単 4 形アルカリ乾電池 3 本付属。ニッケル水素充電池、リチウム電池にも対応しています。
- 電池:単四型アルカリ電池3本(付属の電池は点灯テスト用です。ご利用の際は必ず新しい電池を購入して装着してください)
- 重量:約57g(電池込み重量91g)
- 機能:防水等級 IPX6
- 旧品番:1124432の後継品
釣り用ヘッドライトの活用術
こんな使い方もあるんですね。なるほど、勉強になります。
動画は2011年に撮影されたもので、使用ライトはZEXUS ZX-320 SAFARI(180ルーメン、6W相当)です。
明るいライト(動画内で5W以上と言ってました)だと海面を照らす事で「魚の跳ね方や逃げ方」でベイトの種類が判断できるという事を村岡昌憲さんが教えてくれます。
釣り場とは関係ない場所や、釣りが終わった後にやってみると良いということです。もちろん、他のアングラーに迷惑がかからないようにするのが前提ですね。
ライトを照らした時の逃げ方
- イナッコは皆バラバラの方向に逃げていく。
- イワシとキビナゴはライトから逃げるように、皆同じ方向に飛んで逃げていく。
- 河川で上流に向かって逃げていくのはアユ。
- 岸壁際を照らして、下に落ちていくのはヒイラギ
その他にも、橋の上から明るいライトを照らしてみると、スズキはオレンジ色の2つの目、赤く見えたらアカメ、エイの場合はレモンサイダーのような黄色い目が見えるとの事。
干潟でのウェーディングなんかで明るいライトを照らすことでエイを発見し危険を回避することにも繋がるようですね。
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