一つテンヤ「遊動テンヤ」のおすすめはコレ！固定式との違いなど

一つテンヤに使う「遊動テンヤ」のメリット・デメリットや、個人的におすすめのアイテムなどを紹介します。

遊動テンヤのメリット・デメリットは？

遊動テンヤのメリットは３つ。

１つ目はまず針の交換が可能であること。固定式テンヤの多くは親針を交換できないものが殆ど。何回かは、フックシャープナーで研げば使えますが、それでもやっぱり使えなくなります。タングステン製の物などは高価なので勿体ないですが、残念ながら使えなくなるので廃棄する必要があります。その点、遊動テンヤはヘッド部分と針の部分が完全に別なので、ロストしない限りずっと使えるのが良い。

２つ目は遊動テンヤは少しの工夫で「固定式テンヤ」として使う事が出来ます。ウキ止めゴムのようなモノを使い簡易固定することで、遊動テンヤを固定式テンヤにする事ができます。

３つ目は魚をバラしにくいという点。元々、タイラバも昔は固定式が主流でしたが、鯛が首を振るときにバレやすいという面があり、遊動式のタイラバが主流になったという事があります。同様に一つテンヤでも、遊動式の方が魚がバレにくいという点が良いです。

デメリットとしては、固定式テンヤと比べると着底の感度と魚のアタリの感度が低くなる点。感度が下がるので、固定式の方がより軽いテンヤで着底とアタリを取りやすいという点があります。実際にどちらも使っていますが、やはり遊動テンヤより固定式テンヤの方が着底やアタリは取りやすい。

タイラバヘッドを流用できる？

タイラバヘッドも問題なく流用できます。ただ、タイラバヘッドは一番軽くても45g程度なので、それより軽い10号（約38g）以下のモノが無いので、軽量なモノは一つテンヤ用に発売されている誘導式ヘッドみたいなのを購入する必要があります。がまかつ「デルタシンカー」が一つテンヤにも使える軽量ヘッドです。安価で使いやすいので気に入ってます。

他にもノーブランドのタングステン製タイラバヘッド45ｇなども良いと思います。45gは12号で明石などでは良く使うサイズ。

おすすめの遊動テンヤ

そんなに沢山種類はありませんが、これまで使ってきた中で良かった一つテンヤ用の「遊動テンヤ」を紹介します。

桜幻 遊動テンヤ（がまかつ）

桜幻の遊動テンヤ。先ほど紹介した鉛製のデルタシンカーに遊動用のフック、半固定ができるパーツなどが付属しているセット商品。

良い点はエビずれ防止のエビキーパーが付属しているところ。より強固に固定したい場合は、ウキ止めゴムなどを併用すれば、ほぼ固定した状態で使う事も可能。ヘッドは付属のデルタシンカーでも良いし、手持ちのタイラバヘッドや他社製のものでも何でもOKです。

ワンタッチエビキーパーが付属した替え針↑も売ってるので、ヘッドはいらないって人はこちらを購入しても良いです。個人的な使用感はいまのところ一番良いので、おすすめ。

紅牙 遊動テンヤSS TG ２way（ダイワ）

ダイワの紅牙ブランドで発売されているのが「遊動テンヤSS TG ２way」。二刀流遊動テンヤというコンセプトで、宙層狙いとベタ底狙いに切り替えられるようになっています。

個人的には、ほとんど宙層を狙う事は無いので、ベタ底モードで使ってます。タングステン製なので、かなりコンパクトなのが良い点。

ただ、フックに関してはエビキーパー等は付いてないので、ズレやすいのがマイナスポイント。

なので、フック部分は桜幻のやつで、ヘッドはタングステン製の「遊動テンヤSS TG ２way」を使う事が多いです。

TG ビンビンテンヤ鯛夢 遊動（ジャッカル）

最後はジャッカルの遊動テンヤ「ビンビンテンヤ鯛夢 遊動」。

TGヘッド付きは購入した事ないですが、スペアフック部分は何個か使った事があります。保持力の高いエビキーパーが付いているので良いのですが、個人的にはちょっとエビに刺し辛い気がします。