こんにちは。シマノから電動ジギング用タックルが続々と登場しています。電動リールは「ビーストマスター 2000EJ」、ロッドは「オシア EJ 」、メタルジグは「オシア EJスピード」といった具合。そういえば、ヤマガブランクスも数年前から電動ジギング用ロッドをリリースしています。
電動リールを使った釣りって「船の餌釣り」のイメージが強く、誤解を恐れずに言うなら「おっちゃんっぽい釣り」に使うもの。正直、自分とは縁遠い釣りと思っていました。
しかし、昨年よりハマっているタチウオテンヤでは電動リールを使っていて、これがまた良い感じで釣り自体も面白く、電動リール自体もモノとして結構格好良いではありませんか。かくいう私も既に40オーバーなので、既におっちゃんなので、結局はおっちゃんの釣りなのかもしれませんが。
電動ジギングとは?
シマノから登場した電動ジギング用タックルには「EJ」という名称が付いています。まぁたぶん、エレクトリックジギングの略。スピニングリールや手巻き両軸リールでやっていたジギングにおいて、巻く動作部分を電動リールにやってもらうということ。なので、この電動ジギング、メリットとして一番大きいのは疲れにくい事でしょう。
ジギングは結構ハードな釣りで、日本海のブリ狙いであれば200g前後のメタルジグを8時間ぐらいぶっ通し(休憩すれば良いけどw)でしゃくり続けます。メタルジグを100mぐらい沈めていると回収時も結構大変で、1日中、真面目にやっていると後半は腕がパンパン、体もクタクタに。ブリが入れ食いなんて日にあたると(そんな日にあたったことないけどw)、もうブリいらんわってなるはず。
そして、ジギングに行くとやっぱりそんなに若い人が多くない。どちらかというと35歳〜50歳台みたいな印象。徐々に高齢化が進んでいる釣りジャンルな気もします。釣友Yさんも「何歳までジグをしゃくれるやろうか〜?」と釣行の度に言っていて、実際、前回はフォースマスター600で電動ジギングにトライしていました。ってことで、体力的にもこの先ニーズが高まりそうなので、電動ジギングをやる人が増えそうな気がするのは確か。
もう1つのメリットは、実際体感してないのでメーカーの受け売りですが「電動リールの力を借りた人力を超えたハイスピード巻」が可能になり、超早巻きに反応する魚に対して有効との事。たしかに、テンヤ釣りでも微速巻といった電動リールならではの誘い方もあるので、電動リールを使ったジギングでも色んなパターンが開発されそう。
デメリットというか気になる点としては、
何となく邪道っぽいイメージもあり格好悪いんじゃない?ってとこや、バッテリーなどを用意する必要があるので、タックル全体が高価になること。そして独特の「ウィンウィンウィン」というモーターによる甲高い巻き上げ音あたりでしょうか。
個人的にはもう少し静かであれば、おそらくもっと使う人が増えそうな気もしますが。それか電動ジギングを推奨する遊漁船が出てきたりすると、もちっと流行るかもしれないですね。
電動ジギングの紹介動画
電動ジギングのタックル(シマノ)
シマノから登場したばかりの最新の電動ジギングタックルです。2019年9月頃に発売みたい。早い人は今秋から電動ジギングにトライできますね!
電動リール:ビーストマスター2000EJ
2019年9月発売予定の電動ジギング用として登場したのが「ビーストマスター2000EJ」。ジギング用にリリースされた電動リールって初めてじゃないでしょうか?気になるのは電動ジギング用って何が?ってところですが、
- 耐久性が2倍の強化ギアシステム
通常版2018ビーストマスター2000をベースに開発されているようですが、シャクリや上げ下げが激しいジギング用にギアを強化してあり、従来比で2倍になっているということ。 - EJモード
スライド&フォールを含めた多彩なジグアクションを演出できる新機能 - その他(これは通常版の2018ビーストマスター2000にも搭載されてます)
モーター&クラッチ連動機能、クイックリターンクラッチ、NEW海底・魚群水深表示、スーパーフリースプール、e-センタリングシステムなど。
ちなみに、ほぼスペック的には同等の2018ビーストマスター2000と比べて定価ベースで1万円高い設定。耐久性2倍のギアとEJモード、見た目や名前などに対しての価格アップって感じ。すぐに買い換えるようなリールではないですから、耐久性が高いというのは良いですね。2018ビーストマスターを検討している人こそ、このEJモデルと要検討かもしれないです。
電動ジギング用ロッド:オシアEJ
シマノのジギングブランド「オシアシリーズ」に追加された電動ジギング専用ロッドがオシアEJ。電動ジギング専用ロッドということもあり、電動リールよりもロッドの方がより専用化されている印象。通常のジギングロッドと比べると結構違います。
- 両手で操作・ファイトするためのロングフロントグリップ
- 専用ロッドベルトでケーブルを固定してジャーク時のバタつきを抑えるリアグリップ
- ライントラブルゼロを追求したスパイラルガイド仕様
- リールシートにはボリュームのある電動リールとのマッチングを考慮した自由度の高いセミトリガータイプを採用
電動ジギング用メタルジグ:オシア EJスピード
電動ジギングによる高速ジャークに対応させた細身のメタルジグが「オシア EJスピード」。ビーストマスター2000EJ使用時のハイスピードリトリーブでも安定した高速スライドアクションになるよう設計されているということ。
もちろん、普通のメタルジグで問題なさそうですが、EJシリーズとして特化されたモデルとして同時にリリースされるようですね。230g〜300gまでの細長いジグなので引きおもりも少なそう。電動ジギングにはもちろん、通常ジギングにも良さそうなメタルジグです。
ブリとヒラマサの狙い方
ブリを狙うアクションは、表示速度:10前後の中低速で、大きなロッド操作で長めのラインスラックを作ってジグのスライド幅を大きくします。また、ヒラマサを狙う時には、表示速度:20〜Hまでの高速域で適切な速度を選んでクイックにジャークする操作がおすすめです。
電動リール用バッテリー
あとは勿論、電動リール用のバッテリーも必要。写真はダイワのスーパーリチウムバッテリーですが、シマノからも電力丸というハイスペックなバッテリーが発売されています。どっちもお高いので私はマイナーなやつを使っていますが、電動ジギングの場合、リールの力を最大限発揮してくれるリチウムバッテリーが良さそうですね。
↓電動リール用バッテリーを紹介しています。
まとめ
リールが10万、ロッドが4万、バッテリーが5万・・・。こう見ていくと、電動ジギングを始めようと思うと初期投資が凄まじい(笑)もちろん、これらは紹介したシマノのハイエンド電動ジギングタックルを揃えた場合ですが。ちなみに、19ステラSWや同じようなハイエンドジギングロッドを購入する事を考えると、バッテリーを除けば同じぐらいとも言えます。
ともあれ、超ハイスピードジャークなど新しい釣り方であったり、体力的に自身が無い人にも電動ジギングは良いですね!ってことで、これから電動ジギング人口は増えてきそうな予感。
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