メバリングは小型ワームやプラグなどのルアーでメバルを狙う釣り方。この記事ではメバリングに必要なタックルや仕掛け、メバルの釣り方などについて、初心者や入門者向けに紹介しています。ご参考までに!
メバリングってどんな釣り?
メバリングはルアーを使ってメバルを狙う釣り方の総称。メバリングにも種類があり大きく分けて3種類があります。(1)ワームとジグヘッドを使ったジグ単のメバリング(2)ジグ単では届かないポイントを攻めるためのフロートリグやキャロライナリグを使った遠投系メバリング(3)3g〜5gぐらいの小型プラグを使ったメバリング(プラッキング)です。もっと細かく分ける事もできますが、大体この3種類と思って良いです。
↓ボートからのメバリングはジグ単か小型プラグです。基本は一緒。
ジグ単のメバリング
ジグヘッドとワームを使った釣りがジグ単のメバリング。1g前後のジグヘッドと1インチ〜3インチぐらいのワームを使います。一番基本的なメバリングの方法です。陸っぱりからボートまで色んな場所で出来る釣り方です。
フロートリグやキャロライナリグのメバリング
軽量なジグ単では届かないポイントに、フロート(飛ばし浮き)やMキャロと呼ばれる中オモリを使って遠投するメバリングです。ジグヘッドは通常のジグ単よりも更に軽いモノを使う事が多いです(0.2g~0.5gなど)
プラグを使ったメバリング
小型プラグを使ったメバリング(メバルのプラッギング)。意外に思われるかもしれないですが、ジグヘッドとワームを使った釣りよりも実は簡単。というのも、プラグは浮き方や沈み方、泳ぎ方がメーカーにより設定されているので、キャストして巻いてくるだけでメーカー側が指定した通りにルアーが動きます。なので、しっかりとキャストが出来ればワームよりも簡単に良く釣れるのがプラッギングの良い点です。何となく敬遠している人はトライしてみてください。
おすすめのメバリングタックルは?
メバリングはライトタックルでOK。下記のような感じです。
- ロッド:6.5ft〜8ft
- リール:1000番〜2500番
- ライン:PE0.2号〜0.6号
- リーダー:1号〜2号
- ジグヘッド:0.5g〜3g
- ルアー:2インチ程度のワームや小型プラグ
メバリングロッド
メバリングロッドの長さは6.5ft(2m)〜8ft(2.4m)ぐらい。ロッドの長さやパワーによって使い分ける必要があります。目安としては、ジグ単のメバリング専用であれば、6.8ftぐらいのロッドで1g程度のジグヘッドが扱いやすいロッドが良いです。ジグ単だけでなく、小型プラグのメバリングやフロートリグなどの遠投系メバリングも楽しみたいって人は7.6ft前後のメバリングロッドが一番汎用的に使えると思います。また遠投機能を重視するなら8ff近いロングロッドが有効です。ちなみに良く似たスペックのアジングロッドでも代用可能。メバリングとアジング兼用のライトゲームロッドとして作られているモノも沢山あります。
長さ7.6ft前後で1g~3gぐらいのウェイトが扱い易いメバリングロッドが汎用的なので最初の1本に良いと思います。
チューブラとソリッドティップはどちらが良い?
メバリングロッドにはチューブラとソリッドティップと呼ばれる2種類のタイプが存在します。それぞれの特徴は下記。
- チューブラ
ティップと書きましたが、実際はロッド全体が中空(チューブ状)になっています。ロッド自体に張りがあり高感度のものが多く魚からのアタリが分かりやすいという特長があります。自分でアタリを取り、積極的に掛けていく釣りに向いているロッドです。 - ソリッドティップ
ソリッドという名前の通りティップ(穂先)が詰まっているロッドです。チューブラに比べると穂先が補足できるので、より柔らかく食い込みが良いので魚が掛かりやすい(魚のバイトを弾かない)という特長があります。オートフッキングというか、向こう合わせのロッドになります。
- 長さ7.6ft
- ソリッドティップタイプ
- 1g程度のジグヘッドが扱いやすいもの(ロッドに0.5g〜5g前後の表記があるもの)
メバリング用リールについて
メバリング用リールは小型で軽量なスピニングリールが最適です。理由はメバリングでは軽量なロッドを使うのでリールだけ重たいとタックルバランスが悪くなるため。またタックルは軽いほど基本的には感度があがるので、メバリングのようなライトゲームには有利になります。リールのサイズ(番手)は1000番〜2500番ぐらいで2000番がメバリングでの標準的なサイズ。自重200g以下のリールが良いと思います。
ハイギアかノーマルギア、ギア比は?
どちらも使っていますがそれほど変わらないので、どちらでも問題ないです。強いて言えばメバリングではスローリトリーブするので巻だしが軽くハンドル1回転あたりの糸巻き量が少ないノーマルギアの方がゆっくり巻きやすい。反対にハイギアのメリットとしては、仕掛けの回収スピードが速くなるので手返しがアップします。フロートなどを使って遠投する場合はハイギアのが楽です。
メバリングの仕掛け
メバリングも釣り方によって何種類かの仕掛けを使用します。
- ジグ単:ジグヘッド単体とワームのみを使った仕掛け
- フロートリグ:飛ばしウキを付けて遠投するための仕掛け
- プラッギング:メバル用プラグ(ルアー)を使った仕掛け
ジグヘッド単体(ジグ単)
一番基本的なメバリングタックルがジグ単向けのタックル。1g前後のジグヘッドが扱いやすいものがおすすめ。7ft~8ftの間で7.6ftぐらいがメバリングでは標準的な長さになります。ジグ単やプラグでの釣りに最適です。
ジグ単のみならアジングロッドも良いです
フロートリグ仕掛け(飛ばしウキ)
沖に潜むメバルを狙い打つための、遠投向きのフロートタックルがあります。ジグ単よりも長めのレングスで、強いタックル(より重たいリグが扱えるもの)がおすすめ。使用するフロートが軽ければ下記のプラッギングタックルと共有するのもあり。
8g以下の軽いフロートやMキャロでであれば前述したジグ単タックルでも大丈夫です。
プラグのメバリング(プラッギング)
ハードルアー(プラグ)を使ったメバルのプラッギング用タックルの例。ジグ単専用のメバリングロッドよりも強めのロッドが適しています。メバリングでは3g〜5g前後のプラグが多いので、このあたりの重量を扱いやすいロッドが最適です。
7.6ftぐらいの標準的なメバリングロッドであればジグ単やプラグのメバリングにも使えます。
ジグヘッドの選び方
メバリングに使うジグヘッドには形状や重さなど様々なタイプが存在します。前述しましたが基本は1gで、水深や潮流、メバルの反応に合わせて重さや形を使い分けます。
形状による違い
ジグヘッドの形状には先が球状になったラウンド型や、先が尖ったダートタイプなどがあります。メバリングでは、タダ巻きや潮に流す使い方をするので、水受けしゆっくり沈むラウンド型タイプのジグヘッドがおすすめです。
重さも何種類か用意
メバリングで使うジグヘッドは軽いものだと0.4g、重たいものだと3gまで使う事が多いです。1gだと釣れないけど、0.6gにしたら釣れた!みたいな事が結構あって、メバルがその時々で反応しやすいフォールスピードがあるためです。
重さの目安ですが、ジグ単の基本は1gで軽くても0.6gぐらいまで、水深が浅い場所だと1.5gぐらいまでで十分です。2gや3gの出番は水深10m以上あるような深場を手返し良く探りたい場合に有用です。また超軽量な0.2gや0.4gなどのジグヘッドはフロートリグやキャロライナリグと合わせて使う場合が多いです。
メバリングワームはどれが良い?
メバリングでは1インチ〜2インチ程度の小型ワームを一番良く使います。形状やカラーなど、様々なタイプのメバリングワームが発売されているので、色々試してみるのもメバリングの楽しさの1つです。ワームの形状やカラーによって、メバルから見えるシルエットが変わってきます。
ワームの形
メバリングワームの代表的な形状がピンテールワーム。基本はこのピンテールワームのカラー違いを数種類用意しておくと良いと思います。特徴は名前の通り、テール部分のみがピンのように細くなっており、リトリーブするとピンテール部分がフルフルと揺れるようになっています。波動も小さくアピール力は弱めですが、メバルには最適です。
シャッドテールタイプは、小魚を模した形状のワームで、テールがヒレのような形をしています。タダ巻きで、ブルブルとテールが震えピンテールタイプに比べてアピール力が強いのが特長。リトリーブ時の引き抵抗も強いので、どこにリグがあるか把握し易いので、使いやすいワームと言えます。
他にもストレートタイプやリブ付きなど、色んな種類・形状のメバリングワームが発売されています。もちろんアジングワームも使えます。
カラーを色々と用意しよう!
メバリングでもワームカラーは重要。クリア系では全く釣れないのに、グリーン系に変えたとたん反応が良くなるってことも結構あります。カラーは水中でシルエットの強弱に影響しています。シルエットが出にくい透明系が良い場合や、しっかりとシルエットがでる黒っぽいカラーが良かったり。真っ暗な水中で目立つグローも良い場合が多いです。魚から見えるシルエットってどうなのかな?という意識でカラー選択してみたら良いですね。
私のおすすめメバリングワームは「エコギア活メバル」ピンテールタイプ「STグラブ」。ニオイが付いているのもあって反則気味に良く釣れます。ただし難点は耐久力が無いので、ボロボロになりやすいのでコスパは悪いですが。良く釣れるという意味で初めてのメバリングには良いと思いますよ。
チャートやグローカラーが実績が高くおすすめ。
メバリングのラインについて
メバリングのラインはPEラインやフロロカーボンライン、ナイロンなどを使用します。最近のラインは物凄く進化していて、アジングやメバリングといったライトゲームもこの「ラインの進化」と共に、発展してきた経緯があります。ですので、使用するリグ(仕掛け)に合わせてラインも使い分けるのがおすすめです。
強度は落ちますが細いラインの方が「飛距離が出やすい、風の影響を受けにくい、リグ(仕掛け)の操作性しやすくなる」といったメリットがあります。ターゲットにする魚のサイズや釣場に合わせたラインセレクトが重要です。それぞれ特長がありますので、状況に合わせて使い分けましょう。
フロロカーボンライン
ジグ単のメバリングで良く使うのがフロロカーボンライン。ライン自体が水に沈むのでジグ単でも攻めたいレンジまでリグを沈めて狙う事ができます。フロロカーボンラインにはコシがあるので、ライントラブルが発生し易いのを理解し、キャスト毎にラインメンディング(糸フケを取る)するとトラブルが抑えられます。3lb〜4lb前後を選ぶと良いと思います。
PEライン
メバリングに使うPEラインは0.3号〜0.6号を使います。これにフロロカーボン製ショックリーダーの1号〜2号を50cmぐらい結束して利用します。ジグ単にも使いますが、プラグのメバリングや遠投系のメバリングに最適です。
PEラインは伸縮性が無く細いので感度が高です。それとナイロンやフロロカーボンラインに比べて引っ張り強度が数倍あります。また水に浮きやすいという性質があります。弱点としては風のある日は使いにくいのと必ずショックリーダーが必要なので根がかりなどでラインが切れてしまったりすると現地で結び直す必要があります。
ナイロンライン
ナイロンラインは安価でコシもなく初心者でも扱いやすいラインです。ただ、結構伸びるので繊細なアタリをかけにいく場合は、デメリットにもなります。一度かければラインが伸縮するので、魚をバラしにくいというメリットもあります。使用するなら0.6号前後で良いでしょう。
ショックリーダーの結び方
メバリングやアジングといったライトゲームはショックリーダーといっても、1号前後を使うので切れる時には簡単に切れます。なので、現場でささっと結び直すって場面が必ず出てきます。
よく耳にするFGノットは、結束強度が高いのでおすすめですが、慣れないと時間がかかりますし風吹いてたり、暗かったり、手が冷たかったり・・・家の中では上手く出来ても現場だと・・・。ましてや、これから始める方にとっては正直ハードル高いなーと思います。(もちろん覚えておいて損は無いのでトライして見てください)
ですので、「現場」で簡単にできて、そこそこ結束強度もある方法。これが一番かなと。ってことで、おすすめの結束方法です↓どっちもめちゃくちゃ簡単で、ライトゲームはこれで十分かなと思います。
メバリングの釣り方のコツ
メバリングの釣り方のコツですが、メバルは基本的に斜め上を見上げているような感じで、流れてくる餌を捕食する魚。ワームやプラグも同じように「メバルの少し上」を通してやると釣れます。またメバルはある程度群れでいるので、1匹釣れると同じようなエリアの同じ水深(棚)で連発する事が多いです。
潮上からルアーを流す
メバルは潮上側に顔を向けて餌を待っているので、ルアーも潮上側から流してあげるのが良いです。同じ障害物を狙っていても、ルアーの通し方一つで釣れたり釣れなかったりするのは魚の向きが関係していると思います。基本は餌と同じように潮上側からルアーが流れてくるようにキャストすると良いです。
潮の流れに合わせるような感じでルアーを潮と同調し流していきます(ドリフトさせると言ったりします)またはメバルの反応する棚までルアー沈めた後、棚をキープする感じでルアーを巻いてきます。
時期や場所によってはプランクトンではなく、シラスやイカナゴ、甲殻類、イカなどを捕食している場合もあるので、捕食しているベイトの形状やカラーに合わせたルアーのセレクトが重要です。
小さいワームの方が釣れそうな気がしますが、長いワームや大きいルアーの方が反応が良かったりするのは、その時々の捕食している餌によると思います。
棚を意識する
メバリングではまずメバルが遊泳している層を探ります。最もメバルが釣りやすいのは、メバルが浮いているタイミング。この浮いているメバルは餌を積極的に捕食している場合が多いので釣りやすいです。なので、まずは表層を中心にルアーをあまり沈めずにゆっくりとタダ巻きしてくると良いです。浮いているメバルを狙う場合はプラグのメバリングが優位です。理由としては、プラグ自体がフローティングタイプだと表層に浮いてくれるから。キャストしてゆっくり巻いてくるだけで釣れます。表層付近で釣れない場合は、徐々に狙う棚を下げていきます。釣れた層や反応があった層を重点的に狙うと良いです。
カラーを変えてみる
メバルがいるのに釣れない(喰いが悪い)場合は、ルアーのカラーを変更してみます。クリア系のカラーで反応が悪い場合は、シルエットがはっきりでるようなカラーや、チャートやグローなどアピール力の強いカラーにしてみるなど。反対にシルエットが出るカラーに反応が悪い場合は、クリアっぽいアピール力の低いカラーに変更するなど。また釣れていても同じルアーやカラーばかり使うよりも定期的に変更する方が良いです(見切られる感じ)
反応が無い(悪い)
いつも釣れるポイントなのに、全然反応が無くなってしまった場合は時間が合ってない場合や、直近の天候の変化や海水温の変化などが考えられます。少し粘ってみるか、時間を変えてポイントに入り直すと急に釣れる場合があります。大雨の後や急に冷え込んだ後など環境の変化の場合は、何をしてもダメな事が多いので大きくポイントを変えるかその日は諦めましょう。
プラグは良く釣れる
プラグはプラスチック等の樹脂で出来たハードルアーの事(↑の写真のようなルアー)で、メバリングに使うのは3cm〜6cm程度の小型プラグ。プラグで釣るメバリングをプラッギングと呼んだりします。プラグのメバリングは個人的にはワームより簡単だし良く釣れると思います。
釣り方は簡単でキャストしてゆっくりとタダ巻きしてくるだけ。メーカーがルアーに設定している通りに沈み・泳いでくれます。なのでメバリングに重要なレンジキープ力に優れています。ちなみにジグ単のメバリングは自分で調整する必要があるので難しかったりします。
プラグは1つ1000円以上したりするので、根がかりも怖いし初めはフローティングタイプのメバル用プラグを何個か用意して試してみるのをおすすめします。
メバリングで狙うポイント
メバリングで最も重要な事の1つはポイント選び。メバルがいる場所であれば簡単に釣れます。初心者におすすめなのは、常夜灯エリアや堤防・防波堤・テトラの際狙い。メバルの活性が高い時は障害物から離れて浮いている事も多く、表層付近にルアーを通してくると釣れます。活性が低い場合に多いのは、障害物に張り付くように隠れていて、ギリギリの場所をルアーが通った場合に喰ってくるという感じが多いと思います。
- 常夜灯エリア
アミやプランクトンなど極小ベイトが集まってくるエリアにエサを求めてやっていきます。足場もよく初心者にもうってつけのポイント。障害物などの暗い場所に潜んでいて明るい場所にくるベイトを狙っています。 - 堤防やテトラや敷石の周り
防波堤や沈み石、テトラ際、漁港内など。上の写真のようにテトラが沈んでいて、ウィードが生え潮通しが良い場所は格好のメバルの隠れ家。テトラの隙間や藻に付いてたりするので、隠れ場所の近くにワームやプラグを通すと喰ってきます。 - ゴロタ浜
ゴロタ浜。ウェーディングで立ち込んで釣ったり、フロートリグで遠投する場合もあります。場所によっては、もっと大きな石があるような磯に近いような場合もあり、浅い場所から深い場所まで様々。 - 地磯
初心者向けではないですが、地磯などの磯場。釣りにくい、立ち入り難い面があるので、そもそも人が少なかったり誰も釣りしていない「竿抜けポイント」になっていることが多いため、自然とメバルの警戒心も低く釣れやすい。もちろん、大物も期待出来る場所。明るい時間帯に下見をする、多人数で釣行するなど安全面の確保が必須。 - ウィードエリア(藻場)
藻場はメバルにとって絶好の隠れ場。メバルがいるエリアでは必ず潜んでいる場所です。
メバルの生態や習性
メバルの種類
メバルにも種類があります。釣っていて気にしなければ「何となく色が違うな〜」というぐらいにしか感じませんが、ちゃんと見るとアカメバル(金メバル)、クロメバル、シロメバルの3種類がいます。
- アカメバル
沖の深場に生息しているものが多いようで、鮮魚店に並んでいるのは、この赤メバルが多いと思います。ただし、沿岸のウィード(藻)や障害物についている個体もいますので、釣場によっては陸からでも釣れます。 - クロメバル
背中部分が黒っぽいメバルです。回遊性が高く背中が青みがかっているメバルを「ブルーバック」と呼んだりします。このブルーバックは釣れると良く引くことで知られています。 - シロメバル
港内で良く釣れる種類のメバル。テトラなど障害物に付いている事が多い。
シーズン
メバルは漢字だと春告魚と言い、晩秋から初夏までの間がメバリングのメインシーズンとなります。1年中メバルを追い求めるアングラーもいるので、場所を選べば年中釣れる魚ですが、水温が下がる秋頃からポツポツと釣れ始めます。
11月末から12月末頃の期間は産卵(スポーニング)を意識した活性の高いメバルが、深場から産卵に備えて浅場に接岸し荒食いする時期。(12月中旬頃の新月が良いと言われています)短い間ですが、このタイミングにあたれば良型が釣れやすいです。
産卵を終えた12月末〜2月頃の寒い時期は喰いがかなり渋くなりますが、3月、4月頃になると産卵から体力を回復したメバルが釣れる時期で一番釣りやすい時期。5月頃から初夏まで釣れる梅雨メバルは大型が多くサイズを狙いやすいタイミングです。
メバリングのシーズン
- 晩秋から初夏(10月頃から翌年の6月頃まで)
- 11月末〜12月末までの産卵期間に荒食いタイミングが一瞬ある
- 1月〜2月頃の産卵後は釣りにくい
- 3月〜4月頃にメバルは産卵から回復、ベストシーズンに。
- 5月〜6月頃、梅雨メバルと呼ばれこの時期は大型メバルに期待!
良く釣れる時間帯
メバルは夜行性の魚で、日が暮れてから活発に餌を探し始めます。なので、基本的には夜間が良く釣れる時間帯です。特に夕まずめが終わり真っ暗になったぐらいのタイミングぐらいから良く釣れる場合が多いです。また暗い時間帯でも一晩を通して何度か時合いがきます。個人的には満潮前後の1〜2時間ぐらいが良い気がします。早朝や日中など明るい時間帯は陸っぱりからは厳しいです。遊漁船からの深場狙いであれば明るい時間帯でも釣れます。
時合い:魚の活性があがり良く釣れる時間帯
メバリング釣行時の装備について
メバリング釣行時の装備を紹介します。陸っぱりの場合と遊漁船やボートの場合で多少違いますが、必須の装備や道具とあったら便利なモノを紹介しておきます。
必須の装備や道具
メバリング釣行時に必須の装備やアイテムは下記。
ヘッドライト
夜間の釣りなので必須アイテム。無いと釣りになりません。機能的には200ルーメン以上あると明るくて良いですね。調光機能と赤色ライト機能が付いているやつが良いと思います。明るいライトで海面を照らすと魚が散ってしまう場合もあるので、赤色ライトを使ってルアーの交換などをすると良いです。
ライフジャケット
メバリングは暗い中での釣りがメイン。足元が悪い場所もあるので必ず着用しましょう。陸っぱりの場合はゲームベストみたいなのが良いです。落水時に浮くのはもちろん、クッション性もあります。大型ポケットもたくさん付いているのでタックル収納としても便利。安全面だけでなくおすすめです。船の場合は何でも良い訳ではなく桜マーク付きのライフジャケットを着用しましょう。
小型プライヤー
魚からフックが外しにくい場合や毒魚が釣れた場合に針を外したり、プラグのフック交換など様々な場面で活躍するのがプライヤー。ラインカッター付きなのやつも沢山発売されています。メバル用プラグに使われているスプリットリングは小さいので、それ用に使いたいなら↓のような小型リングに対応したものが良いです。
あると便利な道具
フィッシュグリップ(魚挟み)
メバルも背びれなどに棘があるので、刺さると痛いです。フィッシュグリップを使って掴む方が良いです。先ほど紹介したプライヤーで口を掴む事で代用はできますが、魚を掴むだけを考えるとこちらの方が便利。
ネット(キャッチネット)
足場が良い場所は無くても良いですが、足場が悪い場所でランディングをする時にキャッチネットがあると便利です。私が持っているやつとは違いますが、↓のやつが同じような感じでメバリングやアジングに良いと思います。
水くみバケツ(活かしバッカン)
釣ったメバルを入れておくのに便利。メッシュの蓋が付いているやつだと海中に沈めておくとずっと元気です。釣りの最中はバケツで活かしておいて、納竿後に血抜きし、車に乗せたおいてクーラーボックスに入れ替えるって感じにすると良いです。アジングの時にも使えます。
ハサミや小型ナイフ
メバルの血抜きや〆るのに使います。やらなくても良いですが、美味しく持って帰るなら血抜きすると全然違うと思います。エラの間にハサミやナイフを入れて傷つける感じで良いです。前述した水くみバケツの中で血を抜いたら良いです。
クーラーボックス
メバルは美味しい魚なので、持って帰りたいって人はクーラーボックスを用意しましょう。現場に持ち込まず車のトランクに入れておいて、魚だけ後から持っていく場合は大きめのクーラーでも問題ないですが、現場で持ち運びするようでしたら10L以下ぐらいのやつで十分だし軽いので楽です。私は↓のフィクセル9Lを使っています。メバリングやアジングで持ち運びする場合は小型で使いやすいです。
フィッシンググローブ
寒い時期から釣れ始めるメバル。手が寒いと繊細な釣りだと不利になるので釣り用の手袋をするのが良いです。個人的にも使っているモンベルのシャミース製フィッシンググローブがメバリングやアジングでは使いやすいと思います。モンベルや最近だと釣具店にも置いてるところがあります。
メバリングは楽しい!
メバリングは簡単なようで奥深い釣り。簡単に沢山釣れる事もありますが場所・時間・ワームのカラーや形状・ジグヘッドの重さなど、色々な条件をしっかりと適応させないと釣れない事も。その分、自分で色々と考えてハマった時の嬉しさは非常に大きいです。メバリングは気軽に始められゲーム性も高く面白い釣りなので是非挑戦してみて下さい!
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