こんにちは。最新ロックフィッシュロッドで個人的にも気になるものや、おすすめロックフィッシュロッドをピックアップして紹介します!(2021年12月末に最新版に更新)
最近は多くのメーカーからロックフィッシュ専用ロッド(ハードロックフィッシュ用ロッド)が発売されていますよね。エントリーモデルからハイエンドモデルまで個人的にも欲しい気になるロッドも沢山あるので、色々と見ていきたいと思います!
ロックフィッシュロッドの選び方
ロックフィッシュロッドはキジハタやアカハタなどの根魚をターゲットにしたロッド。スピニングリールとベイトリール用の2種類のタイプが存在します。
ロックフィッシュロッドの使い方としては、沈み根やテトラ、敷石などの海底をテキサスリグなどのワームでネチネチと狙う場合や小魚系のワームを沈めて泳がせたりする釣り方をします。
特にワームで海底を狙う場合は、海底の変化や魚からのアタリをロッドで捉える必要があるので繊細さも必要。そして、根に潜ろうとする魚を一気に釣り上げるロッドパワーが重要です。
ロッドの長さ
ロックフィッシュロッドの長さは釣り場で使い分ける場合が多いです。岩場やテトラなど陸からの釣りであれば大体8ft前後、ボートロックの場合は6ft〜7ftぐらいの短めロッドが使い易いですね。
硬さ(パワー)
メーカーによって設定が異なるので一概には言えないですが、ロッドパワーはM〜Hクラスを使う場合が多いです。基本的には扱うリグの重さに合わせてロッドを選択してください。水深があり重ためのリグ(30g〜)を扱う場合はMH(ミディアムヘビー)やH(ヘビー)、軽いリグ(10g前後)で良い場合はM(ミディアム)あたりになると思います。ロッドに表記されているスペック表を参考に選ぶと良いです。
他のロッドを代用できる?
ブラックバス用のロッドやメバリング、シーバス用のロッドも代用できます。錘負荷だけ注意すればOKです。
スピニングタックルとベイトタックルどっちが良い?
スピニングは細糸が使えるのでキャスト距離を稼げるのと感度が高いく汎用性が高いです。ベイトは、手返し良く探れるのとフロロやナイロンの太糸が使えるので根ズレに強く思い切った場所を攻めていけるという利点があります。
スピニングタックルの特長
リールの扱いもベイトリールに比べると簡単なので、誰にでも使いやすいのがスピニングタックルのメリット。足元などの近場〜沈み根などを狙う遠投まで、どちらも柔軟にこなせます。PEラインなどの細糸が使えるのでキャスト距離や感度が高いのもポイント。ただしPEラインは根掛かりしてラインブレイクすると、ラインシステムを組み直す必要があるので、面倒くさい場合も・・・。
一般的なスピニングタックルのロックフィッシュロッド
- 長 さ :7~9ftぐらい。
- パワー :ロッドパワーがミディアムヘビー(MH)やヘビー(H)設定のものが多い
- ルアー :〜30gぐらいの錘負荷に耐えられる設定
- ライン :PE0.8号〜1.5号
- リーダー:フロロカーボン4号〜7号(16lb〜30lb)を1m
ベイトタックルの特長
足元を中心に手返し良く障害物周りを探りやすいのはベイトタックル。テトラや防波堤の際など、どんどん探って釣る場合にはストレスなく出来ます。また、スピニングよりも重ための仕掛けが扱いやすいロッドが多いです。
3号や4号の割と太めのフロロカーボンラインを使用する事が多いので、根ズレにも強く、またラインブレイク時にも煩わしいラインシステムを組み直さないで済みます。※ベイトリール+PEでやる方も勿論いらっしゃいますが、細すぎるPEはライントラブルが頻発しやすいので最低でも1号ぐらいが良いと思います。個人的にはPE1.5号ぐらいがトラブルが少ない気がします。
一般的なベイトタックルのロックフィッシュロッド
- 長 さ :7ft〜9ftぐらい
- パワー :ロッドパワーがMH〜H、XHなど。
- ルアー :〜50gぐらいの鉛負荷に耐えられる設定
- ライン :フロロカーボン10lb〜25lb(PE1.5号〜2号)
おすすめロックフィッシュロッドを紹介!
エントリークラスのロッド(1万円〜2万円)
ロックフィッシュ専用ロッドとして1万円〜2万円程度の手頃な価格設定のロッドをピックアップしています。
18ハードロックX(ダイワ)
ダイワのロックフィッシュエントリーロッドが「ハードロックX」。スピニング3機種、ベイト3機種の6機種がラインナップされているので、長さやパワーに合わせて選ぶ事ができます。スピニングの86Mモデルならライトショアジギングやワインドなどにも使えますね。1万円ちょっとと手頃な価格も魅力的です。
19ハードロッカーBB(シマノ)
シマノの人気のハードロックのエントリーモデルが「19ハードロッカーBB」。ブランクスにハイパワーXを使いロックフィッシュに負けないリフトパワーをしっかりと搭載しています。ベイト3機種、スピニング5機種が展開されおりB72H+はエントリーモデルとしては珍しいボートロックにも対応可能なレングスがあります。
18ラークシューター(パームス)
2018年にモデルチェンジしたパームス(旧アングラーズリパブリック)のロックフィッシュロッドが「ラークシューター」。実釣に基づいたロッド開発に定評があり、手頃な価格設定の良いロッドを多数リリースしているメーカーです。ラークシューターは全8機種(スピニング4、ベイト4)が用意されておりボート向けのショートモデルから高い足場に対応したロングモデルなど釣り場に合わせた選択が可能です。
17ソルティースタイル ロックフィッシュ(アブ・ガルシア)
ロックフィッシュに力を入れているアブガルシアがリリースした入門機種が「ソルティースタイルロックフィッシュ」。上位機種で培ってきたロックフィッシュロッドのノウハウが詰まった1本です。コスパも良くこれからロックフィッシュ釣りを始める方にもおすすめです!ベイトロッド、スピニングロッドどちらも用意されています。
小型狙いより、中型〜大型狙いに向いている1本ですね。まさしくロックフィッシュ入門機という感じだと思います。
ミドルクラスのロッド(2万〜3万円)
ミドルクラスのロックフィッシュ専用ロッド。2万円〜3万円台が中心。
20ハードロッカーXR(シマノ)
2018年にリリースされた「ハードロッカー」を更にブラッシュアップしたモデルが「20ハードロッカーXR」。繊細・軽量かつパワフルを体現したロックフィッシュロッドです。ハイエンドモデルの21ハードロッカーエクスチューンとの違いはカーボンモノコックグリップなどですが、通常ハイエンドモデルにしか使われないXガイドなども用いられておりハイスペックなのは間違いない。ラインナップもシマノロックフィッシュ専用ロッドとしては10種類(ベイト5・スピニング5)と最大です。
21HRF AIR(ダイワ)
HRFはダイワのロックフィッシュ専用ブランドで「HRF=ハードロックフィッシュ」の略。旧モデルから4年ぶりとなる2021年にモデルチェンジされた最新機種が「21HRF AIR」です。カーボンソリッドである「メガトップ」を採用した機種など、ボトム感知の繊細さとビッグサイズのロックフィッシュにも負けないバットパワーを兼ね備えたロックフィッシュロッドです。もちろん軽さも追求しています。610というショートレングスから910というロングモデルまで全8機種(スピニング4、ベイト4)が用意されています。
21アーリー・フォーロック(ヤマガブランクス)
国産ブランクスのヤマガブランクスが手掛けるロックフィッシュロッドが「アーリー・フォーロック(EARLY for Rock)」。2021年にリリースされた最新のロックフィッシュロッドで、元々シーバス用のロッドとしてリリースされていたEARLYシリーズから派生したモデルです。スピニング1,ベイト2の全3機種が用意されおり全てのロッドでランカークラスの根魚をリフトするパワーを持っているロッドです。非常に人気のロッドなので店頭で見つけたらラッキーかもしれません。とりあえず触ってみる事をおすすめします。
ソルティーステージ KR-X キジハタ(アブガルシア)
ロックフィッシュ専用設計ロッド。特にキジハタをメインとしておりロッドパワーも十分。モンスターサイズとも問題なくファイトできるモデル。
少し長めのレングスで軽めのリグも遠投も可能、広範囲を探れるのも特徴。でかいロックフィッシュも狙う!って方におすすめです。個人的に気になってるモデルだったりします。
18ハードロッカー(シマノ)
シマノから2018年3月頃に発売予定の正に最新ロックフィッシュロッドが「ハードロッカー」。
シマノのロックフィッシュロッドとしては初かと思ってたのですが、実は2007年頃に発売されたボトムノックというロッドがあったようで、久々の専用モデルということになります。(教えてくれた方有難うございました!)
ベイト5種類、スピニング4種類の9種類とラインナップも非常に豊富。B88XH+なんかは、最大64gとかなりヘビー級の仕掛けを扱えるようになっています(大型のスジアラ狙いなど)。ということで、釣り場や使用したいリグに合わせてチョイス可能。
ロックスイーパー キジハタ(アブガルシア)
ベイトモデルのロッドで個人的に愛用しているのは、ロックスイーパーのキジハタモデル。かなり固めですが、長尺でパワフル。高い足場でも使いやすく、でかいキジハタでも余裕で抜き上げられます。max42gと重たいリグを扱えるので、深場や流れが厳しい場所を狙うのにも適しています。ただ、このロッドのスペックに見合うロックフィッシュは釣り上げてないんですけどね。30半ば止まりです。
ブラックスターハード(ゼスタ)
人気のブラックスターシリーズに、2017年に登場したロックフィッシュ(グルーパー)モデルがブラックスターハード。開発に3年を費やして遂に完成したということ。
ティップセクションには、チタンKTガイド+トルザイトリングを使用、TOPガイドはチタンLGガイド(SICリング)。ロックフィッシュゲームに使用する様々なタイプのライン使用を想定した作りになっています。
スピニングモデル3種とベイトモデル1種の4モデルがラインナップ。汎用的なモデルがS84MHX「VERSATILE POWER ROCKER」ですね。個人的に気になるのは、ハイパワースピニングロッドの「LONG RANGE DRIVER」。長尺でMAX50gのリグを扱えるので、ショアジギングにも使えそう。
ハイエンドモデルのロッド
ロックフィッシュロッドとしてのハイエンドモデル。4万円〜。
19HRF® AGS(ダイワ)
ダイワのHRFシリーズ最高峰のロッドが「19HRF® AGS」。最新のAGS(エアガイドシステム)を採用、トルクフルなパワーと軽さを両立したロックフィッシュロッドです。ブランクに「HVFナノプラス」、軽量高感度な「エアセンサーシート」などダイワのロッド技術がてんこ盛りにされています。ベイト4種、スピニング4種の合計8種類が用意されており軽量リグ用フィネスなタイプや最大50gのリグを扱えるヘビーモデルまで多彩です。
ブルーカレント85TZ nano オールレンジ(ヤマガブランクス)
個人的に愛用しているロッド「ヤマガブランクス85TZ NANO オールレンジ」。ロックフィッシュ専用という謳い文句ではありませんが、シーバスやエギング、ライトショアジギングやワインド、チニングまで本当に色々な釣りに使えるロッド。ヤマガのロングセラーロッドです。自重80gとかなり軽量で長時間握っていても全然疲れない。感度も申し分なく良く、リグの着底など手に取るように分かります。バットパワーもしっかりあるので、中〜大型キジハタでも問題なくファイトできるロッドです。
何でもロッドって中途半端で、どっち付かずになりそうですが、このロッドは本当に何でも使いやすいと思わせてくれます。高いけど1本あれば、かなりの範囲の釣りをカバーしてくれるので、おすすめですよ!
ただ、扱えるルアー範囲が21gまでなので、重たい仕掛けを扱いたい場合や40cmを超える大型のロックフィッシュには少し厳しいかもしれません。
21ハードロッカー エクスチューン(シマノ)
2021年にリリースされたシマノのハイエンドロックフィッシュロッド「21ハードロッカー エクスチューン」。カーボンモノコックグリップやXガイド、ナノピッチブランクなどなど、シマノロッドの最新技術が詰め込まれたロックフィッシュ専用ロッド。ベイト3種、スピニング4種の合計7機種がラインナップされています。人気番手は既に品薄かも。
お気に入りのロックフィッシュロッドを見つけよう!
色んなメーカーからロックフィッシュロッドが発売されていますが、やっぱり実際に持った感じや使い易い長さなどは個人で結構違うので、気になったロッドは出来るだけ触ってみるのをおすすめします!お気に入りのロックフィッシュロッドを見つけましょう!