最近人気のタコ釣りに欠かせないルアー「タコエギ」を紹介。一口にタコエギといっても形状やカラーも色んな種類が発売されています。その中でも個人的に気に入っているおすすめタコエギや、タコエギのカラーの選び方などを紹介。タコエギを使った仕掛けなども解説しています。
タコエギとは?
タコエギはイカ釣り用のエギをタコ用にカスタマイズしたルアー。3.5号前後のサイズが標準的で、タコエギの前方には30g前後のシンカーが配置されており、前傾姿勢で海底を探れるような形になっています。通常のエギとは異なり掛針が非常に大きく頑丈に作られていて、これでタコを掛けます。
ワーム素材でできたモノや、ブレードが付属しているもの、掛針にカエシが無いバーブレス仕様のものなど、タコエギもメーカーによって色々な違いがあります。
タコエギ+餌のハイブリッド版もある
タコテンヤのように、脂身やサンマなど餌を乗っけることができる餌+ルアーのハイブリッド「タコエギ」もあります。色んなカラーを使っても反応が無い時に、餌+タコエギを試せるので、1つ持っていると攻め方のバリエーションが増えて良いですよ。餌が乗っている方が良型が出やすいって言われます。
タコエギを使った仕掛け
タコエギ仕掛けはシンプルです。50号前後のオモリと2個〜3個程度「タコエギ」を専用のスナップで接続してぶら下げます。タコエギは沢山付けるとアピール力はあがりますが、潮流の影響を受けやすくなり底取りが分かりにくくなったり、お祭りしやすくなります。基本的には2個付けですが、潮が緩く同船者が少ない場合は3個付ける場合もあります。
タコエギのカラー選び
タコエギも非常に多くのカラーが存在します。日や時間によってアタリカラーは異なりますが、良く使うパイロットカラーみたいなモノはあります。タコエギのカラーでタコの釣果はかなり違うので、色んなカラーを持っていきたいところ。
同じ緑でも、ビビットなモノが良い日や、青みが強いモノに反応が良い日があったりと、微妙な違いによって反応が異なる場合もあります。
ちなみに、調べてみると蛸には色覚が無いらしいです。皮膚に光に反応するタンパク質があるとの事ですが、その皮膚もカラーまでは判別してないよう。様々なモノに色も含めて擬態できるので、何らかの方法で情報を得ていると思いますが、どのように蛸が判別しているかっていう仕組みはまだ謎みたい。
蛸に聞いてないので本当のところは分かりませんが、実釣している感じでは間違いなくカラーによって反応が違います。
絶対持っていきたいカラー
個人的にはこの3種類は絶対に持っていきたいカラー。まず、この中の2種類を仕掛けに付けて反応を探る事が多いです。ちなみに、ロストする事もあるので、2個ずつぐらい持っていってます。
- 白系
- 黄色系(チャート)
- 緑系
用意しておきたいカラー
このオレンジゴールドもお気に入りで結構釣れる気がする。ピンクや濃い赤に反応が良い時もあります。
- ピンク
- オレンジ(ゴールド)
- 赤系
たまにアタリカラーになるカラー
黒が良かった!っていう覚えは正直無いんですが、青系が良さそうって時間帯はありました。
- 青
- 黒
- 紫
ミックスカラー
上記カラーがミックスされたモノも沢山存在します。例えば、イタリアン(赤・白・緑)とかレッドヘッドとか。結構気に入って使っています。
タコエギのおすすめを紹介!
蛸墨族(ハリミツ)
タコエギと言えば、この「蛸墨族」のタコエギでしょう。タコ全盛シーズンともなれば、釣具屋でも大量にコーナー組され陳列されます。色々なメーカーとのコラボカラーなどもあり、実績も高くカラーも豊富なので、蛸墨族を選んでおけば間違い無いですね。お気に入りカラーはアシスト工房とのコラボカラー「枝豆」。
マダク(ダイワ
ダイワからリリースされた新しい形状のタコエギ。ボディ部分は樹脂ですが、「手」の部分がワーム素材になっていて、海中でヒラヒラとタコを誘います。掛針は他社に比べると細目ですが、刺さりが良いのが特徴。根掛り時も針が曲がって本体は回収できるというメリットもあります。傷んだ針は交換可能なのも良いです。樹脂製タコエギよりも後述するデビルクラッカーのようなワーム系のが釣れる状況があるので、その中間取りのタコエギになっています。ちょっと高めの値段設定ですが良く釣れますよ。
タコマスターフラッシュブースト(シマノ)
2022年、シマノが満を持してリリースしたタコエギが「タコマスターフラッシュブースト」。ここ最近圧倒的な人気を誇る「フラッシュブースト機構」と搭載したタコエギになっています。まだ未使用なので、タコへの効果の程はわかりませんが、ほっといてもキラキラと光る内部構造に期待させれれます。
オクトパスタップ(マルシン漁具)
圧倒的な高コスパが魅力的なのがマルシン漁具の「オクトパスタップ」。安いところだと300円前後と蛸墨族の半額以下で購入できます。タコエギをロストすることも多いタコ釣りに値段が安いってのは正義ですね。カラーラインナップが少なめですが、オーソドックスなカラーはあるので十分使えます。予備タコエギとして持っておくというのもGOOD!
デビルクラッカー(ワンナック)
ワンナックのデビルクラッカーは、タコエギとは全く違ったモノで、掛針にワームがセットされたもの。タコエギには反応が無い時でも、このデビルクラッカーには反応が出ることもあり1人勝ちできるかもしれない切り札アイテム。
丸っこい2つのクラッカーが標準で付いており、2つがぶつかるとカチカチと音がします。デビルクローハンガーと呼ばれるシャフト部分に「デビルクロー」というタコ釣り用専用ワームがセッティングできるようになっています。標準でカラー違いの2種類が予めセッティングされていますが、別売りのデビルクローを購入すれば、すぐにカラー変更が出来るようになっています。ちなみに、大きめのワームであれば好きなのをぶっ刺せば使えますね。
また、イカ餌木のカンナのデカイ版みたいな掛針が付いており、容易にタコにフッキング。バラシも少ない設計になっています。ただし、その分根掛りしやすいですが、針がタコエギに比べて細く伸び易いので回収率は高め。伸びた針はプライヤーで元に戻せばOKです。よく釣れるので、デビルクラッカー派のタコ釣り師も多いです。
タコエギ次第で釣果も変わる!
他にも色々なタコエギやタコ用ルアーが発売されていますが、個人的に使っているものを紹介してみました。タコエギのカラーや種類を用意しておけば、釣果を伸ばせる事もあるので釣れないタイミングは色々と試してみましょう!
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