人気のイカメタルゲームやイカ釣りにおすすめのスッテを紹介。鉛スッテや浮きスッテ、小型エギなど、イカメタル釣行で実際に使ってみたものを中心にピックアップして解説します。
スッテとは?
スッテはイカメタルや浮きスッテ釣りで使うイカ専用ルアー(疑似餌)。鉛スッテは金属製で重量がありメタルジグのように使用します。そして、浮きスッテは枝スにドロッパーとして付けふわふわとイカを誘います。カラーやシルエット、動きなどそれぞれ特長があります。
号数
鉛スッテの号数は8号〜30号程度を使用します。釣り場の深さ、潮流の速さによって使用する号数を合わせて下さい。個人的な経験から言うと、15号・20号を中心に12号〜25号ぐらいまでを使用する事が多いです。8号や10号も持っていますが、正直あんまり使ってないですね。初めてで予算を抑えたいなら15号・20号のカラーを揃えた方が良いと思いますよ。釣り場によっては20号で底が取れない場合もありますので、25号や30号といった重量級の鉛スッテも何個か用意しとくと良いかも。一番確実なのは、購入前に遊漁船の船長に号数を確認するのが確実です。
また、浮きスッテやエギは全長の長短で選ぶと良いですよ。シルエットの大小により反応が異なる場合もよくありますので、短いもの、長いもの、太いものなど。
カラー
スッテのカラーはド定番の赤緑や赤白や、赤黄・青黄、ピンク、紫などなど色々なカラーがあります。カラーによってかなり釣果が変わりますので、定番も含めて何色か気になるカラーを用意しておきましょう。実際に釣り場で使用する場合は、鉛スッテのカラーと浮きスッテ(ドロッパー)のカラーを異なるものにしておくと、反応の良いカラーを効率よく探していけますよ。
スッテの仕掛け
イカメタルの仕掛けは道糸の先端に鉛スッテを付け、途中にある枝スに浮きスッテや小型のエギを付けます。枝スが短いとイカのアタリを取りやすいというメリットがあり、長いとナチュラルに浮きスッテを漂わせる事ができるので、食いが渋い時には枝スが長い方が有利な場合があります。
浮きスッテ仕掛けは、鉛スッテの変わりに50号〜100号程度のオモリを使った胴付き仕掛け。イカメタルと大きく違うのは、枝スの数で浮きスッテ仕掛けの場合は5個〜10個ぐらいの枝スに浮きスッテを付けます。一気に広いタナを探れるのと、ドロッパーが沢山付いているので数釣りには有効です。枝スの数が多い分、仕掛けがかなり長いので上手に扱わないと、すぐにグチャグチャになってしまうので注意が必要です。
誘い方(釣り方)
スッテ仕掛けを船長からの指示タナまで沈めます。タナに到着後、竿を大きくしゃくるなどして、鉛スッテや浮きスッテを動かしイカにアピール。そして、ピタッと仕掛けを数秒間ステイさせ、イカからのアタリを待ちます。アタリは穂先にでますので集中して見ておく必要があります。キビキビと動かす・シェイクする・大きくゆっくり動かすなどなど、アクション方法やステイの仕方によって、その日の好反応な釣り方を探る必要があります。
おすすめスッテを紹介!
イカメタルや浮きスッテ釣りにおすすめの鉛スッテや浮きスッテを紹介します!個人的に使ったことがあるものを中心に掲載しています。
鉛スッテ
イカメタルに必ず必要なのが鉛スッテ。イカメタルゲームのメタルは、この鉛からきています。タングステン製など、鉛以外の素材もありますが、総称して鉛スッテと呼んでいます。8号ぐらいから30号ぐらいまでの重量があり、メーカーにより形状も色々とあります。
シマノ コロコロスッテ
コロコロスッテは若干ファットなボディですが全長は短め。同じ号数の他の鉛スッテと比べると小ぶりな印象です。シルエットが小さい場合に反応が良い時に有効ですね。先日の釣行ではコロコロスッテが大当たりでした。シマノでは、その日の状況を知るためのパイロットスッテとして利用することを推奨しているようです。
ヨーヅリ(DUEL) 鉛スッテ四ツ目
ヨーヅリの鉛スッテ四ツ目は、名前の通り4つ付いた「ダイヤ目」が特長。キラキラとフラッシングアピールします。エギやスッテによく使われているブルー夜光をボディに使用したタイプなどもあります。手頃な値段設定で、カラーラインナップも非常に豊富。
シマノ ノリノリスッテ
シマノのノリノリスッテ。サーフボードのような一風変わった形状が特長。ロッドアクションへでスライドアクションを起こし、水平スローフォールでイカに見せながら誘うタイプの鉛スッテです。先程紹介したシマノ コロコロスッテとの使い分け推奨とのこと。
クレイジーオーシャン オーシャンナイト2
オーシャンナイト2はラトル入で、ケイムラパープルや真っ黒という鉛スッテとしては珍しいカラーってのが気に入ってます。変わり種的な感じで、定番系カラーでは反応わからないな〜みたいなタイミングで使ってます。爆釣した事は無いですが、こういうのも楽しいですよね。
ヤマシタ 錘スッテ
餌木でもお世話になっているヤマシタがイカメタル甩に開発した鉛スッテ。ベーシックなカラーや形状ですが、国産針、ボールベアリングスイベルなど基本をしっかりと抑えてあるスッテです。ベーシックなカラーを中心に9色とラインナップも十分。10号〜30号というサイズも豊富です。
カンジインターナショナル カレントスッテ
カレントスッテは、餌木のような形状をしたメタルスッテ。エギでいう錘部分がステンレス製のスタビライザーになっていて、ロッドアクション後からのステイまでがスムーズに行える設計です。結構よく釣れたので気に入ってたんですが、ロストしてしまった・・・高かったのに(涙)
ダイワ エメラルダス イカメタルスッテ
元々ミッドスッテMETALという名前だったダイワの鉛スッテが、エメラルダス イカメタルスッテという名称変更とともにパワーアップ。従来よりも短くコンパクトな形状に。ダイワの色々なフックに使われているサクサス技術をスッテのカンナにも採用。太ジグで強く、フッキングもシャープにこなしてくれます。定番カラー以外にもケイムラクレイジーというポップなカラーもラインアップしています。
浮きスッテ(ドロッパー)
浮きスッテは日本古来からあるイカ釣り用の漁具。漁師さん達がケンサキイカやヤリイカ、スルメイカなどツツイカと呼ばれるイカを釣るのに使っている釣具です。エダスにぶら下げるので、ドロッパーとも呼ばれています。イカメタルでは鉛スッテを重り代わりにし、枝スに浮きスッテを1つ使用します(変則で2個・3個ぐらい付ける場合もありますけど)。浮きスッテ釣りでは、50号〜80号ぐらいの胴付き仕掛けに、枝スを5個〜10個とかなり沢山使用します。
ハリミツ スミゾクスッテ
普通のは2個入りなんですが、特別カラーバージョンも売ってます。1個入りです。
墨族スッテの2.5号は、他の浮きスッテ2.5号に比べて一回り小さいのが良いです。この浮きスッテは個人的に鉄板、かなり気に入って使っています。目玉無しバージョンも売ってますが、何となく目玉付きが釣れそう(笑)大剣サイズはこれの赤緑でゲット↑
バレーヒル スクイッドシーカー ぷにりん
スクイッドシーカー ぷにりんは見た目が可愛いので愛用。先程の墨族スッテ2.5号と同じぐらいのサイズで、やや細身といった形。カラーリングにも遊び心があってポップ、集めたくなります。そして、しっかりと釣れるので結構おすすめ。
ヨーヅリ(DUEL) 浮スッテカン布巻
浮きスッテのド定番だと思います。2.5号ですが、スミゾクスッテやぷにりんと比べるとファットで長さもあります。より大きな3号・4号というサイズもあるようです。定番カラーは勿論ですが、以前、夜光布巻きが良かった事があります。ピンクとグローは1個ずつロストしてしまいました。
DUEL イージースリム(パラソル)
イージースリムはエギとスッテの中間という形状をしたスッテ(ドロッパー)。普通のスッテとは違ったカラーと形状があるので、定番カラーで釣れない時やエギ系のドロッパーが良い場合に使ったりしています。メーカーの説明では、通常のスッテより波動が強いとの事。
スッテでイカメタルゲームを楽しもう!
スッテを使ったイカメタルゲームは、ちょっとしたサイズやカラーの違い、アクションのさせ方などで釣果が大きく違います。ゲーム性も高く大型サイズのイカは想像以上にパワフルなので、楽しいですよ!そして、食べてもめちゃくちゃ美味しいので、おすすめの釣りです。是非スッテを使ったイカメタルゲームに挑戦してみて下さい!
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