釣ったイカは墨抜きをして持って帰れば、イカスミで真っ黒になることもなく綺麗な状態なので、調理する際にも汚れません。またイカの墨抜きをやっておくと、いつもよりクーラーボックスなどの汚れも少なくて済みます。そんなイカの墨抜きにおすすめなフォーセップを紹介します。イカの墨袋の取り方なども合わせて解説しています。
たまに墨袋を破いてしまうこともありますが、割と簡単に出来るので綺麗に持ち帰りたい方にはおすすめですよ!
イカの墨抜きに最適なフォーセップとは?
イカの墨抜きに最適なのがフォーセップ(鉗子)というハサミやプライヤーに似たようなアイテム↑。元々は医療用のピンセットのような道具で、挾むとで血管などを止めたりする事ができます。
このフォーセップを釣り用に最適化したものが販売されていて、釣りの現場では墨抜きや針外しなどの作業に使われています。今回紹介しているのは「イカの墨抜き」に特化したアイテム。挾む部分が上向きに反っていて、簡単に墨袋を挟めるようになっています。
普通のフォーセップ(針外しやプライヤーとして使える)との大きな違いはサイズと挾むノーズ部分。この長いノーズがイカの墨袋をキャッチするのに丁度良くなっています。またイカの墨取り用のモノはストッパーレスが多いです。
おすすめ!イカの墨抜きフォーセップ
2種類だけですが、これまで使った事のあるイカの墨抜き用フォーセップを紹介します!
墨袋キャッチャー(アレス)
イカメタルやオモリグ関連アイテムを沢山リリースしているアレス(BLACK JAGUAR 漢気)から発売されているのが「墨袋キャッチャー」
指を入れる部分がラバーコーティングされていて、沢山のイカの墨抜きをしないといけない場合でも痛くならないように配慮されています。
ノーズ部分が140mmのタイプと180mmのロングタイプの2種類が用意されています。他社のと比べて割とお手頃な価格設定なのが良いです。
イカが大きい時はロングノーズタイプが使いやすいので、180mmの方が個人的にはおすすめです。
使いやすさと値段のバランスが取れたフォーセップだと思います
究極の烏賊墨抜き器(大吉丸)
私もイカメタルシーズンに毎年乗せてもらっている遊漁船「大吉丸」船長が考案したのが「究極の烏賊墨抜き器」。船長自身が毎夜毎夜とイカの墨抜きをやってきた中で考案したイカ墨抜き器なので、細かい部分までこだわりが一杯。
まず、他の墨抜きフォーセップと比べても最長の部類に入るロングノーズ(全長230mm)になっていて、大剣サイズの白イカでも問題なく墨が抜けるようになっています。
また大量のイカ墨を抜く想定で作られているので、「親指・薬指・小指」でフォーセップの開閉をサポートできるような形状のグリップになっており、力が入れやすく各部が痛くならないのが良いです。
価格面は前述の墨袋キャッチャーほどリーズナブルではありませんが、沢山イカ墨を抜く人には「究極の烏賊墨抜き器」の方が良いと思います。
イカメタルのシーズンが始まる頃には毎年売り切れてる場合が多いですが、店頭でチラホラ見かける事もあるので、欲しい方はチェックしてみてください。
使いやすさを考えると一番おすすめです。イカメタルに足繁く通う人には、大吉丸考案の墨抜きを買っとけば間違いない!
イカの墨抜きの方法(墨袋の取り方)
フォーセップを使ったイカの墨抜きは、以下の手順で行うとスムーズです。
イカが生きている状態だとやりにくいので、生け簀から出すなどしてイカを絞めましょう
イカの裏面を上側にして持ち、水管の上ぐらいの部分を人差し指で持ち上げると墨袋が見えます
イカの墨袋を直接フォーセップで挟んでしまうと、すぐに破裂してしまうので、墨袋の下側に差し込む感じでフォーセップのノーズの根本ぐらいまで滑り込ませてから挟みます。※フォーセップのノーズに墨袋が乗っかる感じになります。
上手に墨袋の下側を挾む事ができたら、そのままゆっくりと引き抜けば墨抜き完了。海水でイカを軽く洗ってクーラーボックス内のイカトレーなどで保存したらOKです。※墨袋と一緒にイカの内蔵が取れる場合もありますが、そのまま一緒に抜き取ってしまってOK。
まとめ
イカの墨抜きをやっておくと、想像以上に綺麗にイカを持って帰れるので良いですよ。慣れれば簡単ですしイカ釣りをする人におすすめです!イカメタルで釣ったケンサキでもやりますし、アオリイカも墨抜きして持って帰ると綺麗ですよ
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